筑波大医学部は定員の50%が推薦枠の衝撃…84%の大学が医学部でも推薦入試を実施、国公立医学部も推薦で入れる時代に
医学部入試の世界においても、推薦入試が増えてきている。「推薦入試を活用して、一般入試ではとうてい合格できない、レベルの高い医学部に合格した学生も少なくありません」と語るのは、リザプロ株式会社代表取締役の孫辰洋氏だ。一体、どういうことなのかーー。みんかぶプレミアム特集「医学部合格 最短・楽勝ルート」第2回。
医学部の世界でも推薦入試が増えてきている現状
孫辰洋(@SonTatsuhiro)と申します。英語と総合型選抜に特化したオンライン塾であるリザプロ株式会社を運営しています。 私自身がAO推薦入試で早慶やアジアトップの清華大学に合格をし、実際に早稲田大学に進学した経験があることから、「推薦入試に日本で一番詳しい」受験の専門家としてAbema Primeなどのメディアに出演の機会を頂くことが増えてきました。これまでリザプロ株式会社にて実際に指導させて頂いた生徒数も2000名を超えていますが、今後、一般入試から総合型選抜という潮流は加速していくものと考えています。 今回、案外世の中に知られていない、日本の医学部の総合型選抜の世界をご紹介したいと思います。 意外に思われるかもしれませんが、医学部の世界にも推薦の波が押し寄せています。「偏差値が高い高校に通っていないと、医学部は合格できない」というのは、もう時代遅れの考え方になってきています。医学部受験の合格には、学力と並ぶくらい重要な要素が出てきていることを把握する必要があります。 本稿では、医学部合格を掴みとる上で押さえておくべきポイントを紹介します。特に医学部の受験は、高校入学前の準備から勝負は始まっています。仮に中学受験で失敗して、希望の学校にお子様をいれられなかったという親御様の参考になれば幸いです。
84%の大学が医学部でも推薦入試を実施。筑波大では定員の約半数が推薦枠
「学力が足りないから」と諦めていたような子供でも、今は医学部に合格できるルートが存在します。 そのルートとは推薦入試。医学部の推薦は、この直近の20年ほどでも導入校の数が増加しており、国公立の大学でもほとんどの大学が採用しています。2023年度のデータでは、全国で82大学にある医学部のなかで、69の大学が推薦入試をおこなっています。実に84%の大学が実施しているという結果です。 さらに採用している大学数に加えて、合格できる定員枠も拡大しています。例えば、筑波大学の医学部(医学群)の推薦入試は、定員の98名に対して半数の49名が推薦枠になります。 一般入試で医学部に合格をした学生から「入学した後にできた友人が、自分以外みんな推薦で合格した子で驚いた」なんて話を聞いたこともあります。 国公立の医学部でも、入学者の半分が推薦での合格者ということが一般化してきています。
孫辰洋
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