中華民国国旗やチベットの旗を掲げてサンフランシスコ市内を歩く抗議者たち（ロイター提供）

（サンフランシスコ中央社）中国の習近平国家主席がアジア太平洋経済協力会議（APEC）首脳会議出席のために米サンフランシスコを訪問している。これを受け習政権に反対の立場を取る人々は現地時間15日、サンフランシスコ各地で抗議活動を行った。APECの会場周辺には数百人が集まり、中華民国国旗を振ったり、抗議のプラカードを掲げたりした。 APEC会場周辺では、参加者が会場に沿って歩いて抗議した。「世界は中国を見ている」との声が上がった他、会場の熱気が増すとともに、チベットや香港の自由を求める内容や習氏への批判が書かれたプラカードが高く掲げられた。 サンフランシスコの中国総領事館の周辺にはチベットや新疆、香港、台湾の人々約500人が集結。独裁主義への抗議を示したプラカードや「台湾独立」と書かれた旗を掲げる台湾人の姿もあった。 また別の抗議者らは米中首脳会談の会場の駐車場で習政権の暴政により命を落とした人々を追悼し、抗議活動を展開した。 （曽智怡、張欣瑜／編集：田中宏樹）