FWアクラム・アフィフが史上初の決勝ハットトリック(Koki NAGAHAMA/GEKISAKA)

[2.10 アジア杯決勝 ヨルダン 1-3 カタール ルサイル] 　アジアカップは10日、決勝戦を行い、カタール代表が2019年の前回大会に続く連覇を成し遂げた。エースFWアクラム・アフィフは大会史上初の決勝戦ハットトリックを記録。また22年のワールドカップ決勝も行われたルサイル・スタジアムには8万6492人の大観衆が来場し、1試合の来場者数で大会史上最多を記録した。 【連続写真】自画像→『S』の“手品”パフォーマンス 　開催国で前回王者のカタールは決勝戦で、決勝トーナメント初白星から勝ち上がってきたダークホースのヨルダン代表と対戦。エースのアフィフがPKだけでハットトリックを記録し、3-1で勝利した。 　A・アフィフは大会MVPと得点王(合計8ゴール)をダブル受賞。19年大会も9ゴールを挙げたFWアルモエズ・アリがMVPと得点王をダブル受賞しており、2大会連続で同国からダブル受賞選手が生まれたのも史上初となった。 　この一戦はサウジアラビア対UAEが戦った1996年、イラク対サウジアラビアが戦った2007年に続く史上3度目のアラブ決勝としても注目を集めていた。スタジアムには開催国カタールのサポーターだけでなく、ヨルダンからも大勢のサポーターが詰めかけたことで、歴代最多記録樹立に至った。 　また大会側によると今大会では開幕戦から決勝戦までに合計150万9494人の観衆が来場。04年の中国開催での104万人を大きく上回って歴代最多となり、記録ずくめのカタール大会となった。