自動車産業における実用化に期待も…夢の新素材・セルロースナノファイバーの”いま” コストがネックで量産化進まず
エフピー化成工業・赤澤英郎 社長: 非常に高い安全性が求められると思うので簡単ではないが、目標としては2028~29年くらいにはなんとか実装できるように進められたら
量産化に向け新装置を開発中
SDGsの重要性が叫ばれる現代にあって、セルロースナノファイバーはカーボンニュートラルに貢献する、まさに“夢の素材”だ。 ただ、一方で課題もある。 静岡県工業技術研究所CNF科・山下晶平 科長: 企業がまず第一に言うのが製造コスト。植物から取り出すセルロースだが、ファイバーに細かくしていく上でエネルギーのコストが非常に無視できない
製造コストがネックとなり量産化が進んでおらず、このため静岡県工業技術研究所の山下さんは民間企業と連携して、1日に数十グラムしか作れなかったセルロースナノファイバーを、これまでとは比べ物にならない120キロまで製造できる装置を開発。
県工業技術研究所・山下晶平 科長: (量産化に向け)まだ試作品開発の段階という部分がけっこうある。なかなか大量生産というところまでこぎつけていない状況。そこを乗り越えられるとコストは一気に下がると思う セルロースナノファイバーをめぐっては静岡県が「製品開発の支援」「研究開発の強化」「製造拠点の形成」を三本柱としていて、今後どのような発展を遂げるのか注目される。
テレビ静岡
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