ガールズケイリン1期生・浦部郁里は鍼灸師と競輪選手の二刀流「自分自身に治療することも」
前橋競輪のミッドナイト「ウィンチケットミッドナイト競輪(F2)」は31日、初日を迎える。9レースのガールズ予選①を走る浦部郁里(37歳・千葉=102期)に話を聞いた。 いつも元気な1期生・加瀬加奈子が、同期の浦部郁里を見つけると「先生が来た!」と駆け寄った。 何の先生なのだろう? 浦部に聞いてみると、鍼灸師の資格を持っているという。 「3年間学校に通って、昨年の2月に鍼灸の国家試験に合格したんです。治療院は構えないので往診(訪問)になるけど、開業届が必要なので保健所に出したところです」 順天堂大学を卒業しており、教員免許も持っているそう。こちらもまた“先生”だが「私に教職は向かないです(笑)。セカンドキャリアとして治療のビジネスをやりたかった。アスリートをやっていた方が患者の気持ちも分かると思い、競輪選手になった面もありますね」と意外な経緯を明かした。 「鍼灸と言っても、美容鍼、中国鍼と奥深い世界です。自分自身に治療することもあるけど、疲れが取れるし肩周りとかも楽になりますよ」 競輪界には二足のわらじを履く選手も多い。アスリート兼鍼灸師として歩み始めた浦部の挑戦を応援したい。(町田洋一)