【K-1】大和哲也が王座を返上、10本目のベルトを目指してヒジあり復帰か。レオナ・ペタスは3月欠場
2024年3月20日(水・祝)東京・国立代々木競技場第一体育館『K-1 WORLD MAX』の追加対戦カード発表記者会見が、8日(金)都内にて行われた。 【写真】昨年3月、林健太を破り2度目の防衛に成功した大和 K-1スーパー・ライト級王者の大和哲也(大和ジム)が、タイトルを返上することが発表された。 宮田充Krushプロデューサーは「12月の大阪大会、そして3月大会の出場へ向けてやり取りをしていましたが、相手の部分でハマらず不出場となりました。また昨年暮れから、彼自身からK-1のベルトが9本目のベルトで2015年デビューで来年20周年、自分は10本目のベルト獲得を目指したい、そこにチャレンジしていきたいとの話を聞きました。かと言って上の階級を目指すわけにもいかなく65kgがベストなので、これを機にK-1のベルトを返上し、キックボクシングになるのかムエタイになるのか新たな舞台に突き進んで行きたいとの希望を受けました」と、大和自身から新たなタイトル獲得を目指すために返上の申し出があったという。 「哲也くんは功績もあるし、スーパー・ライト級の顏として頑張ってくれたので本人の意思を尊重して返上を受理し、タイトルはK-1預かりとなりました。哲也くんはK-1契約ファイターでもあるし、K-1としてこれからのキャリアと試合のサポートをしていきたいと思っています。彼自身も10本目を目指して動いて行くと思います。本人からもこれを機にファンのみなさんへ発信していくと思う。今後の活躍に期待していただきたいです」と、まだ契約があるためK-1以外での活躍もサポートして行きたいと話した。 「K-1は海外の可能性が広がっています。最近を見てもK-1ファイターが遠征試合を今までなかったくらいやっていますよね。哲也くんはヒジありをやりたいのかな。その可能性を妨げたくない。36歳でキャリアが来年20年。K-1のタイトルマッチをやって欲しかったですが、K-1マターでムエタイの試合が決まる可能性もある。なるべく早くベルトが懸かった試合をするように動きたい」と、海外でのタイトル挑戦の機会を与えてあげたいとする。カルロス菊田K-1プロデューサーはも「その可能性は十分あります。可能性を排除しない」とサポートする方向性だとコメント。 宮田Pはこの特別な扱いについて「王者になると日本人とはやりたくない、同じ階級に有力選手がいないのに海外でやりたいという選手がいますが、哲也君は2度防衛したので哲也君だからというのはあります。一人のファイターとして、集大成としてその挑戦を止めるのはかわいそう。最後にはK-1ルールでやりたいというのもあるかもしれないので、つながりは持っておきたいと思います」と説明した。 空位となったスーパー・ライト級王座については「スーパー・ライトは層が厚いので、下半期になると思いますが、年内に空位になった王座を争う戦いをしていくことになると思う」と新王者を年内に決めたいとも。 また、今大会に出場を予定していたK-1スーパー・フェザー級王者のレオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO)の欠場も決定。 宮田Pは「マッチメイクを進める中でRISEとの対抗戦で相手の名前も挙がっていたんですが、相手方が出てこなくて決まらず、また本人に負傷箇所があって治りが遅れているとのこと。2月に入って出来る・出来ない、相手候補も含めてやり取りしていたんですが不出場となりました」と、その理由を説明。 「レオナ選手にはファンサービスに参加してもらう予定です。また、次の試合時期は早ければ5月に試合をさせたい。王者にふさわしい場所、相手、タイミングを設定して発表したいと思います」とした。
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