関西学院大アメフト部員の規律違反問題について議論

MBS【写真：ENCOUNT編集部】

　NEWSの小山慶一郎、元ビーチバレー選手の浅尾美和が3日、MBS『よんチャンTV』（月～金曜午後3時40分）に生出演。薬物検査についてコメントした。番組ではこの日、関西学院大アメフト部員の規律違反問題を取り上げ、大学側の会見を中継した。 【写真】ドーピングに大麻逮捕で話題の格闘家の姿 　6～7月にU20日本代表としてカナダ遠征した関学大5人の期間中の行動を巡って、8月に日本アメリカンフットボール協会は、指定した毛髪検査を受けなかった1人に対し、大麻含有製品とみられる物質の所持・使用を理由に無期限代表資格停止処分を発表。ほかの4人の処分も決めたが、関学大アメフト部側が尿検査は陰性だったとし、倫理委員会による当該選手の弁明の機会を求めた。それを受け、再度処分が決議された。 　大学側の会見前に浅尾は「アスリートでやってたときって、少しこれとは違うんですけど」と前置きしながら、「ドーピング検査を拒否するっていうことはできなかったんですよね。そこ（処分）は理解できるじゃないですけど、何となく気持ちは分かります」とコメント。拒否した場合を聞かれると「試合に出られなかったり。例えば、私たちの場合は国内大会であったり、優勝した後とかに（検査が）あったりもするんですけど。そう（拒否）すると、その結果というものがなしになってしまいます」と成績を削除されるとした。 　直後に小山は「僕らの事務所でもそうで、薬物検査があるんですけど、それはもう急にきます。“明日やります”とか。だから、それを拒否することはもちろんないですし」と話し、「毛髪検査を拒否してることは、そういう検査をしてる身としては、何か自分の中で引っかかるものがあるからなのかなと思ってしまいますよね」と私見を披露。MCの河田直也アナウンサーは、大学側の調査として、本人は協会側の強引な調査に対する不信感からの毛髪検査拒否と伝えた。 　この日、大学側は、日本協会から改めて無期限代表資格停止とされた1人について、無期限活動停止処分とした。理由について、日本協会による毛髪検査を拒否し、大麻使用の有無を科学的根拠に基づく明確な判断ができなくなったこと、大会期間中のVAPE（電子たばこの一種）の使用などを挙げた。大麻含有製品とみられる物質の所持、使用に関しては、本人の一貫しての否定や物的証拠がないことなどを理由に判断を留保するとした。ほかの4人の処分も発表された。