中国、穀物の生産・品質向上と消費喚起へ10カ年計画
Mei Mei Chu [北京 24日 ロイター] - 中国は食糧安全保障を強化する取り組みの一環として、穀物の生産と品質向上を図るとともに、生産拡大に見合う消費の喚起を促す。国家食糧・物資備蓄局など関係省庁が発表した「2024─2035年アクションプラン」で明らかにした。 中国は世界最大の穀物生産国で、今年の生産量は6億5200万トンに上る。ただトウモロコシ、小麦などは輸入に依存する面が残っている。 同国のトウモロコシは大部分が家畜飼料向け。このため今後は食用に適した穀物の栽培や作付けを推進し、生産量と品質を引き上げる。 また穀物産業発展に向けて民間資本を活用することや、有力な穀物加工会社や高品質の穀物産業集積地の育成に努める。