<高校野球>センバツ無観客方針 「中止もあり得る」高野連会長
大阪市西区の中沢佐伯記念野球会館で4日開かれた第92回選抜高校野球大会の第3回運営委員会で、無観客試合に向けて準備する方針となった。 記者会見の主な一問一答は次の通り。 ――開催決断の基準は 丸山昌宏・毎日新聞社社長 生徒の安全をどうやって確保できるか。リスクを最小限にし、無観客ならば開催できるのではないかと決定した。 ――大会中止の意見はあったのか 八田英二・日本高野連会長 一つの方法として中止もあったし、どこかの段階で中止に至るかもしれない。だが、諦めることなく、球児の夢の実現のために最大限努力したい。 ――感染をゼロにすることは難しい 八田 どういう方法が最も感染が少ないのかも考えていく。食事では(生徒同士の間隔を)2メートル空けるということも考えている。全ての関係者、メディアの方々も含めて体温チェックし、マスクの着用もお願いする。試合後のインタビュー方法もこれから詰めていく。 ――11日を期日にしたのはなぜか 八田 (政府の)大規模イベントの自粛期限だから。球児、関係者の健康に配慮できないということになれば、大会中止を宣言することもあり得る。 ――大会日程を変更する案は出たのか 丸山 センバツは甲子園という場所が決められている。延期するのは現実的に難しい。