こんな服が着たかった! 進化系MA-1がオジサンのテンションを上げてくれる「嬉しすぎる理由」
実はMA-1って春こそが使えるって知ってました?
人気連載「干場編集長のスタイルクリニック」略して【スタクリ】。第87回目は「MA-1」。もはや必須アイテムとなった今だからこそ、どんなMA-1を狙うべきなのでしょう。 【動画】進化系MA-1の凄さを、プロが徹底的に解説します。 90年代アメカジのリバイバル、映画「トップガン マーヴェリック」の大ヒットなどを受けて、幾度もトレンドアイテムとして名乗りを上げてきたMA-1。その人気はもはや確立され、定番アウターとしての地位を盤石なものにしています。 「定番となった今、バリエーションが増えているんです。かつてのモコモコ中綿入りでテカテカナイロンのセージグリーンカラー一択ではなく、素材や色のバリエーション、また中綿がないものまで種類が沢山あるんです」 それらを総称してボンバージャケットとも呼ばれていますよね。折しも、ショート着丈のブルゾンがトレンドとあって、チェックしないわけにはいかないでしょう。となると、気になるのは着こなし方。 「そもそもは、空軍のフライトジャケット。オリジナルのMA-1だとやはりオトコらしさが全面に出てしまいます。でも素材や色が変われば印象は一変。例えばブラウンスエードなら、グレースラックスとでシックに着られます」 春シーズンとあって、中綿入りでないものを選ぶのもポイント。 「中途半端になりがちな春コーデ。MA-1やその派生系といったサッと羽織れるアウターがあると、とても便利ですよ」 春コーデのスタートは、MA-1が有力候補ってことです。
MooRER / ムーレー
大人MA-1を狙うならいっそスエードで ニット3万5200円/トレンタセッタンタ(第一ニットマーケティング)、Tシャツ9350円/クロスクローゼット、パンツ3万7400円/ベルウィッチ(アマン)、他私物 MA-1タイプでありながら、ストリートやアメカジ感などまるでなく、むしろラグジュアリー感が満載なのは、言うまでもなく素材が理由。 「こちらのコレッリは、素材がナイロンではなくシープスキン。繊細な起毛と極上に軽くやわらかな質感は、スポーティにして実にラグジュアリーです。だから、ハイゲージニットにグレースラックス、スエードスリッポンという大人コーデに似合うんです」 ディテールのシンプル化も大人MA-1の条件 MA-1の特徴であるアームのツールポケット。オリジナルでは縦ジップポケットにペンホルダーが付属しますが、こちらはスッキリとしたデザインに。 「サイドポケットもスナップボタンではなくジップにするなど、シンプルに徹しています。あくまで都会的なラグジュアリーアウターという立ち位置なのがわかります」 素材違いで揃えておくとさらに便利です ヌメるように繊細な起毛が、ハイクオリティなシープスキンであることをアピール。裏地も光沢素材を用い、高級感を楽しませてくれます。 「中綿はなく、シルエットもシャープで無駄がありません。スラックスなどと合わせて都会的に見せたいのなら、こんな1着を参考に」