大洗鹿島線 新鉾田駅前ロータリー 改修完了、乗降所を増設 茨城
老朽化が進んでいた茨城県鉾田市新鉾田の鹿島臨海鉄道大洗鹿島線新鉾田駅前ロータリーの改修工事が完了し、供用が始まっている。送迎車両の乗降所を増設し、案内表示なども一新されるなど、利便性が向上した。 駅前ロータリーは市有地で、1988年に整備された。改修では中央にあった13台分の駐車場をなくし、送迎車両などができる乗降場としたほか、外周の乗降場も増設し、障害者用のスペースを確保した。 駅手前のタクシー乗り場のみだった屋根は、外周のバス停と一般車の乗降場までを覆えるよう新設。駅前通りにつながる車両の出入り口は、駅奥の1カ所にまとめた。出口部分にできたスペースは、イベントなどで活用する。 改修は市の同駅周辺再整備事業の一環。同駅東側の市営駐車場の再舗装や、同駅から南西に約1キロ付近に公園を設置するなど2021年から段階的に整備を進め、ロータリーの改修は昨年12月に完了した。 24年度は公衆トイレを含む駅待合室の改修を予定し、当初予算に5955万円を計上している。市都市計画課は「時代に即した改修を行い、駅の利便性向上と、にぎわい創出を図っていく」としている。
茨城新聞社