大型サウナバス「SAAMO」が誕生。本格的薪サウナ、シャワー、電源を備えたオフグリッド仕様で”ホット”なモビリティ
大型観光バスがサウナバスに生まれ変わった
2023年11月21日、NOD、アドレスホッパー、フェリックス・SUNDAY FUNDAYの四社からなるSAAMOプロジェクトチームは、本格的な薪サウナと温冷水シャワー、電源を備えた、オフグリッド移動空間「SAAMO（サーモ）」のローンチを発表した。 【写真】サウナバス「SAAMO」の豪華な設備を見る サーモは中古の大型観光バス（日野セレガ）をリノベーションして生まれたサウナモビリティで、火や水を扱うというサウナの持つ性質上、実現が難しいとされてきたサウナ搭載の車両を作ってみようというコンセプトで企画された。 下部トランクには給排水タンクや給湯設備、ポータブル電源を搭載、さらに乗車部奥にはフィンランドNARVI社製の薪ストーブを備えた5名収容のサウナ室、乗車部手前には約四畳半の畳の和室空間を備えたオフグリッドの移動空間としての付加価値が提供されるほか、既存インフラへの系統接続も可能となっているため、利用環境や利用人数に応じてオフグリッド／オングリッドを切り替えることができる。 また、約四畳半の畳の和室空間は、装飾や什器のないフラットな空間となっており、サウナと掛け合わせた自分好みの体験にカスタマイズして利用することが可能なので、サウナだけでなく和室を用いた様々な利用にも対応している。
搭載設備のこだわり
【サウナ】 大人5～6名が快適に入れるサイズのサウナ室で、サウナストーブには評価が高いフィンランド製のNavri社を採用。奥のメイン座席は座面と天井の距離を計算し、より心地よくサウナ内で暖まることができる設計にされている。また、サウナ室内の各部分には柔らかなアールをつけることにより、肌触りよく、より快適に過ごせる空間に仕上げられた。 【シャワー】 車内に設置されたシャワースペースでは冷水、温水の両方を利用可能。サウナ中のクールダウンにも、サウナ後のリフレッシュにも使える仕様となっている。 【和室の休憩スペースとロッカー】 荷物をしまうためのロッカーを完備し、畳が敷かれ大きく取られた和室スペースでは休憩、交流、仕事などサウナとかけ合わせて行うアクティビティを可能にしている。 空調も完備しているため、アウトドア環境に移動しても快適性を確保し、大人6名で快適に過ごせる空間が提供される。 なお、SAAMOはロケーションパートナーを募集中だ。これは企業や自治体などでSAAMOのコンセプトに共感し地域に密着して、場所／設備／ライフラインを提供してくれるパートナーとのことだ。
