転職1カ月目、人間関係の不安を解消する3つのコツ
今回紹介するメソッドは「新しい環境で良好な人間関係を築くコツ」です。 社会人になった、異動になったなど、このタイミングで新たな環境で仕事をするようになった際、最初に気になることの1つに「良い人間関係が築けるだろうか」といったことがあるかと思います。 転職1カ月目、人間関係の不安を解消する3つのコツ 研修講師としてよくいただく質問の1つがまさにこれ。人間関係の悩みです。ここは、しっかりとクリアしておきたいもの。 というのも、仕事がわからない時に気軽に聞くこと、また困った時に手伝ってもらえることは、仕事で結果を出す上では不可欠の条件だからです。 ご安心ください。実は、「初めにやっておくべきこと」を知っておけば、ほぼ確実に新たな職場でも良好な人間関係を築くことができます。 「人間関係の不安を解消したい」「良好な人間関係を築きたい」という方のために、その具体策を紹介します。
1. 積極的に「接触の機会」をつくる
何度も顔を合わせるだけで、相手に親しみを覚えることはありませんか? これは、アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが提唱した「単純接触効果」または「ザイアンス効果」と呼ばれるもので、繰り返し接触する相手への好意度や印象が高まる効果です。 単純接触効果について簡単に解説すると、以下のような実験がベースとなっています。 ・大学生6人に知らない人の写真を見せる(会話はなく、回数はランダム) ・相手を0~7段階で評価してもらう(好きかどうかを判定) ・写真を見た回数と評価に「正の相関」が見られた(見る回数が多い方が好感度は上がる) なので、最初におすすめしたいのが、相手に積極的に話しかけて、自ら接点をつくること。 たとえば、 こちらから挨拶する(始業・終業のタイミングなど) 「私がしておくべきことはありませんか?」 「デスクで飲み物を飲んでもいいですか?」 「ランチは、みなさんどうされているのですか?」 など、さまざまなシーンでこちらから接点を持ってみてください。 人見知りの人には難しいかもしれませんが、最初の壁を突破すると後がラクになります。最初だけ、がんばってみてください。 やってはいけないのは「1人でもじもじ」と遠慮してしまい、孤立してしまうこと。これでは周囲も話しかけにくくなってしまいます。