福島から駆けつけた父の前で…加藤雄真騎手が初V「目の前の勝利を大切に」/川崎6R
川崎の加藤雄真騎手(19=山崎尋)が3日の川崎6Rをヴィキャンデルで制し、デビュー初勝利を飾った。4月1日の初騎乗から88戦目。 所属厩舎の1番人気馬と番手で運び、最後は2着馬との接戦を首差で制した。「前開催からそろそろ勝たなきゃと思いながら、チャンスをものにできずにいました。今回は積極的かつ落ち着いて乗ろうと思っていました」。 同騎手は全国ポニー競馬選手権「ジョッキーベイビーズ」に小5から中1まで3年連続で地区代表として出場。小6で出場した17年には優勝した経歴を持つ。騎手を目指したのは小2の時に父と観戦した日本ダービーがきっかけ。キズナと武豊騎手に憧れた。 この日は父の秀征さんが福島から駆けつけ、親孝行の白星。多くの関係者に祝福されて安堵(あんど)の表情を浮かべた。「目の前の1つの勝利を大切にして、南関で通用する騎手になっていきたい」と今後の活躍を誓った。