〈1.1大震災〉倒壊家屋に積雪 氷見、被害拡大に注意
●スリップ117件 県内2人軽傷 16日の富山県内は、冬型の気圧配置で、雪または曇りだった。富山県警交通企画課によると、16日午後4時までの24時間にスリップ事故117件が発生し、2人が軽傷を負った。富山地方鉄道では雪のため、一時最大30分ほどの遅れが生じた。 能登半島地震による家屋被害が著しい石川県境付近の氷見市姿地区では、倒壊した民家や納屋に雪が積もり、住民が雪の重みによる被害の拡大に注意を払った。姿地区では16日、罹災証明書の発行に向けた家屋の被害認定調査が行われ、市職員と福島県から応援で派遣された職員が雪が降る中、一日も早い発行に向けて集落を回った。 ●今季初の真冬日 最高気温は上市町で氷点下0・8度と0度未満で、県内で今季初の真冬日となった。そのほかの9観測地点は最低気温0度未満の冬日だった。 富山地方気象台によると、17日の県内は、高気圧に覆われて晴れるが、湿った空気や寒気の影響を受けて夕方から曇る見込み。