インターハイ男子サッカー Jヴィレッジ開幕まで1カ月 再興の福島県浜通りで最高のプレーを
期間中、選手や保護者、スタッフら約5万人が双葉郡やいわき市をはじめ県内各地に滞在すると見込まれる。関係者は、食事の確保や県内の情報発信など円滑な大会運営に向け対策を練る。 Jヴィレッジから北西約1・5キロに位置する道の駅ならはは、期間中にキッチンカーやイベントブースを構え、地元特産のサツマイモや「フルーツ王国」を象徴するモモなどの県産品を取りそろえ、福島の魅力を発信する。どの程度の客が訪れるか見通せないのが実情。多くの人が一斉に足を運び、施設のスタッフでは対応できない事態も想定されるため、外部事業者による出店を充実させる考え。駅長の矢内優美さん(39)は「安心して楽しんでもらえるようにおもてなししたい」と誓う。 双葉郡町村会は、来訪者の被災地視察に役立ててもらおうと、会場に8町村をPRする地産品の販売ブースを設ける予定で調整している。担当者は「地元の魅力を広めながら、初回大会を無事に成功させたい」と話している。
■全国の52チーム出場 来月26日開会、5会場で 7月26日にJヴィレッジで開会式を行う。27日からJヴィレッジを中心に住鉱エナジーマテリアルNARAHAピッチ(楢葉町総合グラウンド多目的運動場)、広野町サッカー場、いわき市のハワイアンズスタジアムいわき(いわきグリーンフィールド)、アロハフィールド(21世紀の森公園多目的広場)の5会場で試合を行う。8月3日にJヴィレッジスタジアムで決勝を行う。今月29日に組み合わせが決まる。 全国47都道府県から52チーム、福島県からは代表枠で帝京安積、開催地枠で尚志が出場する。