【MLB】佐々木朗希の契約可能期間は2パターン 「12/15まで」と「1/15以降」 ポスティング公示のタイミング次第
佐々木朗希のポスティング制度によるメジャー移籍が正式に発表され、日本だけでなくアメリカでも大きな注目を集めている。ただし、現在23歳の佐々木は、昨年の山本由伸のような超大型契約を得られるわけではなく、25歳未満の国際移籍選手の契約に制限を設けるルールに従う必要がある。契約金に制限があり、マイナー契約しか結べないこともすでに報じられているが、米公式サイト「MLB.com」のジョナサン・メヨ記者は佐々木がメジャー各球団と契約を結ぶことができる期間にも言及している。 2024年ポストシーズンの日程・結果一覧 メジャー各球団が25歳未満の国際移籍選手と契約できるのは、毎年1月15日から12月15日までの11ヶ月間だ。つまり、2024年度の契約可能期間は12月15日に終了する。12月16日から1月14日までの1ヶ月間は契約できないため、佐々木は12月15日までに契約を結ばなかった場合、2025年度の契約可能期間がスタートする1月15日以降まで待つ必要が出てくる。 メヨ記者は「ポスティング制度での交渉可能期間は45日間のため、佐々木が12月1日以前にポスティング公示された場合、佐々木は2024年度の契約可能期間のみで契約することになる。なぜなら2025年度の契約可能期間がスタートする前に、45日間の交渉可能期間が終了してしまうからだ」と指摘している。 メヨ記者はさらに「佐々木が12月2日から15日までのあいだにポスティング公示された場合、佐々木は2024年度と2025年度の両方で契約が可能になる。ただし、2024年度の契約可能期間で契約する場合は、12月15日までに契約しなければならない」と指摘。よって、佐々木が12月16日以降にポスティング公示された場合は、2025年度の契約可能期間で契約を結ぶことになる。 ちなみに、2024年度の契約可能期間に使用できる予算枠の大半を使ってしまっている球団は多く、最大の予算枠を残しているドジャースでも250万ドルほどしか佐々木との契約に使えない。佐々木がより多くの契約金を得ることを目指すのであれば、2025年度の契約可能期間がスタートするまで待つのが得策だが、そもそも23歳でメジャー移籍を目指している以上、お金が最重要でないことは明らかだ。 上記を整理すると、以下のようになる。 2024年度の契約可能期間:12月15日で終了 2025年度の契約可能期間:1月15日にスタート ※ポスティング制度の交渉可能期間は45日間 12月1日以前にポスティング公示された場合 →2024年度の契約可能期間のみ契約が可能 12月2~15日にポスティング公示された場合 →2024年度と2025年度の契約可能期間で契約が可能 12月16日以降にポスティング公示された場合 →2025年度の契約可能期間のみ契約が可能