静岡知事選挙 自民党県連は大村慎一氏を推薦する方針を決める 22日の総務会で正式決定へ
知事選を巡り“分裂選挙”の可能性も取りざたされていた自民党。18日、大村慎一氏の推薦方針を決めました。 「このあと午前10時半から自民改革会議の総会が開かれます。一本化できるのか、注目です」 知事選をめぐり、18日議員総会を開いた自民。 その目的は知事選をめぐる「推薦方針の確認」です。 自民党県連は知事選に出馬の意向を示している元副知事の大村慎一氏と前浜松市長の鈴木康友氏に対して17日面談を行っていて、その後の動きに注目が集まっていました。 最終的に、役員会に一任される形となった「推薦の方針」その結果は・・・。 増田亨大幹事長 「大村慎一さんを役員会として推薦するということを決定させていただき、来週月曜日の自民党県連の常任選対総務会ではかっていただくということが決定をいたしました」 自民党県連は、大村氏を推薦することを内定。 全体としては大村氏の推薦を求める声が多かったといいます。 増田亨大幹事長 「やはり大村氏が東部、中部、西部、伊豆という広く全県下的な視点で県政の課題を捉えているという点や、地震もあったばかりだが、この(防災)分野に精通していて知見が高かったという点、そういった評価などがあり、大村氏にという声が多かった」 一方で、浜松市では自民の中にも鈴木氏支援の議員がおり、“分裂選挙”の可能性も懸念されていました。 今回の方針決定で自民党は大村氏でまとまって 選挙戦を戦えるのでしょうか。 増田亨大幹事長 「議員個人の動きについては、私どもには何も制限する権限はない。組織として、地域支部が市町支部というのがありますので、その機関への対応は私たちに責任があるので、そういう視点でこれから協議というか理解を求めるということ」
鈴木氏
鈴木康友氏 静岡市 午後2時ごろ 「そういう結論が出たということであれば、残念でありますけれど、それを受け入れて、私の場合はともかく自分の政策を堂々と訴えて行くだけでありますので、その姿勢を貫いて頑張っていきたい」 自民党県連は、22日の総務会で大村氏の推薦を正式決定し、その後党本部に上申する方針です。