マツダ「ボンゴ」はRR&低床フロアを実現した元祖小型ワンボックス、今もキャブコン派に大人気!【今日は何の日?5月9日】
●マツダは商用車の自社生産から撤退、ボンゴはOEM車に
ボンゴシリーズは、その後3代目、4代目とやや販売は落ちたものの堅調な販売を付け、2020年まで生産された。 しかし、マツダは1998年の軽自動車や2018年の自社生産撤退に続いて、商用車についても自社生産から完全撤退し、開発リソースを乗用車とSUVに集中することを決断。2020年から、商用車ボンゴバン、ボンゴトラックをダイハツからのOEM供給による新型車に切り替えた。 ボンゴは、トヨタの「タウンエースバン」や日産自動車「NV200バネット」などと同クラスの長寿商用バンだが、自社生産撤退により実質的には54年の歴史の幕を下ろしたことになった。 ・・・・・・ かつては、ワンボックスの代名詞とも言われたボンゴだが、競争の激しい商用車のなかで徐々に台数を減らした。“選択と集中”をしなければ生き残れない、リソースが限られたマツダのような中堅メーカーにとっては、OEM対応も致し方ないのだ。 毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。
竹村 純