お立ち台で笑顔のジャクソン（撮影・金田祐二）

　「ＤｅＮＡ３－１広島」（１日、横浜スタジアム） 　お立ち台で大歓声を浴び、笑顔が浮かんだ。ＤｅＮＡ・ジャクソンが、あと７イニングに迫っていた規定投球回を達成しての８勝目。阪神が待つＣＳファーストＳ進出に、王手をかける勝利をもたらした。 　「チームが持つすべての力を出し切れるように、そんなゲームができるように心がけていました。勝利を飾ることができてうれしく思います」 　ＣＳ進出を争う広島との直接対決で、期待を裏切らなかった。三回に併殺崩れで１点を失ったものの、ペースが乱れることはない。１５０キロを超える速球とチェンジアップで広島打線を翻弄（ほんろう）し、四回以降はゼロを並べた７回１失点の好投だ。「とても最高だと思っています」と、球団助っ人では２０１４年のモスコーソ以来１０年ぶりの規定投球回到達。ローテを守り、チームを支えてきた証しだ。 　２日の巨人戦に勝てば、広島の結果に関係なく自力でＣＳ進出決定。三浦監督は「明日も一緒です。きょうと同じような気持ちで臨んでいきます」と力を込めた。３年連続のＡクラス入りへ、あと一勝。最後までチーム一丸で勝利を目指す。