「なぜオ・スジェなのか」

ソ・ヒョンジン×ファン・イニョプのW主演の韓国ドラマ「なぜオ・スジェなのか」がCS衛星劇場にて2月22日(木)より放送される。2人の過去と現在が複雑に絡み合うサスペンス要素も大きな人気の1つとなっている同ドラマは、“ラブコメの女神”と呼ばれるソ・ヒョンジンが、これまでの愛らしい魅力を完全に封印し、冷徹非情な弁護士を演じたことでも話題となった。彼女の大胆なイメージチェンジを図った演技や、若手人気俳優ファン・イニョプ、ペ・イニョクの共演からも目が離せない。本記事では、「なぜオ・スジェなのか」の見どころをたっぷりと紹介する。 【写真】“ラブコメの女神”ソ・ヒョンジンが愛らしい魅力を完全に封印し、冷徹非情な弁護士を演じる ■ロマンス×本格サスペンス要素が詰まった緊張感あふれるストーリーが話題 「なぜオ・スジェなのか」は、パク・スジン監督による韓国で2022年にテレビ放送されたドラマ作品だ。実力派俳優陣が集結して作り上げたロマンスあり、サスペンスありの複雑な人間模様を描いている。 オ・スジェ役のソ・ヒョンジンが主演を務めるほか、実力派俳優ホ・ジュノのほかファン・イニョプやペ・イニョクなど、今をときめく若手俳優陣も勢揃い。ヒロインを取り巻く恋の矢印の行方など見どころは満載だが、最も注目したいのはソ・ヒョンジンの怪演だろう。 これまでソ・ヒョンジンは「ラブコメの女神」と呼ばれており、愛らしくかわいらしいイメージの演技に定評があった。しかし同ドラマにおいてはその印象を封印し、成功だけを目指して突き進む冷徹非情な弁護士を怪演している。 思わずゾッとするような視線や冷たい笑みを見せる一方で、心に深い悲しみを抱え、はかなさを感じさせる難しいキャラクターを徹底的な役作りと演技力で好演。ローファームの会長チェ・テグクを演じるホ・ジュノとの手に汗握る演技対決は必見だ。 一方、オ・スジェに思いを寄せるロースクール生コン・チャン役を演じるのはファン・イニョプ。えん罪で服役するという忌まわしい過去を背負うコン・チャンは、オ・スジェが危険にさらされれば駆けつけ、元気が出るように食事を届けるという献身的な年下男子。かつて「腹違いの妹を殺した」という事件でえん罪を訴えた際、唯一味方になってくれたオ・スジェに大きな恩義を感じている。 そしてコン・チャンの恋のライバルであるチェ・ユンサンを、ペ・イニョクが熱演。自由奔放で気さくな性格で、浪人時代に家庭教師として接してくれたオ・スジェに好意を抱くようになる。しかし彼はオ・スジェが務めるローファームの会長チェ・テグクの息子。実利主義的な家族との関係も含め、複雑な人間関係に翻弄されるチェ・ユンサンが取る言動にも注目だ。 ■“ラブコメの女神”や “漫画から出てきたようなビジュアル”の俳優陣が好演 同ドラマの主演として名演技を見せたソ・ヒョンジンは、2001年にアイドルユニット「M.I.L.K」のメンバーとしてデビューを果たす。そしてグループ解散後、ミュージカルへの出演をきっかけにアイドルから女優へ転身。2016年には「また!? オ・ヘヨン～僕が愛した未来～」で主演を務めると、その演技力が高く評価されて「百想芸術大賞の最優秀演技大賞(テレビ部門)」を受賞する。その後も「浪漫ドクター キム・サブ」や「愛の温度」といった多くのヒット作品に出演し、押しも押されもせぬ演技派女優として大成した。 このように多くのラブコメディ作品で高い評価を得てきたソ・ヒョンジン。“ラブコメの女神"とも称されている彼女が、大きな武器である“愛らしさ”を封印したドラマが「なぜオ・スジェなのか」。今までに見たことのないソ・ヒョンジンの新たな一面を見ることができるだろう。 そんな彼女とW主演を果たしたのは、韓国ドラマ「女神降臨」や「アンナラスマナラ－魔法の旋律－」に出演し今最も注目されている韓国俳優のファン・イニョプ。2017年にモデルとしてデビューを果たし、その翌年2018年にはウェブドラマ「WHY：あなたが恋人に振られた本当の理由」で俳優としての活動をスタート。その後もヒット作品に次々と出演し、着実に知名度を上げた。 2020年には大人気ウェブ漫画の実写化「女神降臨」でハン・ソジュン役に抜擢。“漫画から出てきたようなビジュアル”と演技力、そして歌唱力を披露し一躍有名に。特に演技の幅が広く、学生役1つとっても「ワイルド」から「成績学年一位の秀才」まで完璧にこなしてしまう。端正な顔立ちで表現される“言葉に出さないけど感情が伝わる”演技は、「なぜオ・スジェなのか」でも健在。今後に期待の持てる若手実力派の筆頭だ。 ソ・ヒョンジンの怪演や、ホ・ジュノとの緊迫感あふれる演技対決、いまをときめくフレッシュなファン・イニョプ＆ペ・イニョクとのラブロマンスなど、見どころ満載の「なぜオ・スジェなのか」。ロマンスのみならず本格サスペンス要素が詰まったストーリー展開にも注目したい同作は、CS衛星劇場で2月22日(木)夜11時から放送される。