“大谷マネー”がなぜ?水原一平被告が送金“米有名セレブ”の正体追跡 “胴元”とギャンブル豪遊も
歯の治療費として大谷翔平選手から930万円をだましとっていたという新たな裏切りが発覚した水原一平被告。さらに、水原被告が大金を送金していたという新たな人物の存在も浮上した。 Mr.サンデーは現地を緊急取材した。 【画像】現地記者が明かす“米有名セレブ”の正体とは…
「リアリティー番組のスターに送金」
Mr.サンデーの取材班が向かったのは、アメリカ・カリフォルニア州にある高級住宅地。追いかけたのは、大谷翔平選手の元通訳・水原一平被告の事件に関わる新たな重要人物だ。 「水原は大谷選手の金をリアリティー番組のスターに送金していた」 スポーツ専門チャンネル・ESPNによると、水原被告がギャンブルで負けた金の一部は、ライアン・ボヤジアン氏という人物の口座に送金されていたという。 USAトゥデー紙 ゲイブ・ラックス記者: ボヤジアンは「ザ・リアル・ハウスワイヴズ・オブ・オレンジ・カウンティ」という人気番組の出演者でした。 ライアン・ボヤジアン氏: 友だちだと思っていた人が裏切るのはリアルだった。私に露骨な嘘を言ったりして傷ついた。いい気はしなかった。 アメリカで人気のリアリティー番組に出演しているボヤジアン氏。そんな有名人の口座に、なぜ水原被告が送金していたのか? USAトゥデー紙 ゲイブ・ラックス記者: ボヤジアンはブックメーカーの胴元と言われるボウヤーの仲間でした。 ラックス記者によると、ボヤジアン氏は違法賭博の胴元・ボウヤー氏の20年来の仲間だというのだが…。 オレンジ・カウンティ・レジスター ピーター・ラーセン記者: 彼らは大金を持ってカジノに現れるんです。 USAトゥデー紙 ゲイブ・ラックス記者: ボヤジアン氏とボウヤー氏は、かなり派手にギャンブルをしていたようです。 水原被告が振り込んだ額は、少なくとも約1500万ドル、日本円にして約23億3600万円。その金は、ラスベガスなどにあるカジノの口座に送られ、そこで、チップへの換金などの資金洗浄を経て、彼らの手元に渡っていたという。 カジノで大金を使うボヤジアン氏とボウヤー氏は、VIP待遇を受けていたと明かす。 オレンジ・カウンティ・レジスター ピーター・ラーセン記者: 彼らはホテルのスイートルームに無料で泊まれるんです。食事、部屋、そして、賭け事の損失の一部が免除されていました。 水原被告から振り込まれた大金で、豪遊していたとされるボヤジアン氏ら。ボヤジアン氏が住むとみられる高級住宅地には、ゲートが設置され、モニターには、住人の名前があった。 取材班: ここにボヤジアンの名前があるので、かけてみたいと思います。 取材班がインターホンを鳴らしてみたが、機械での応答でつながらない。 しかし、モニターをよく見ると、ボヤジアン氏の名前の上には、「ボウヤー」という名前があった。 USAトゥデー紙 ゲイブ・ラックス記者: ボウヤーは家宅捜索を受けており、いつか彼も起訴されるかもしれません。一方のボヤジアンは、今回の件で免責を得ていると言われています。 胴元のボウヤー氏と、その仲間として浮上したボヤジアン氏は、どこまで事件に関与していたのだろうか。