D.LEAGUE「CyberAgent Legit」新メンバーインタビュー!世界最高峰のプロダンスリーグに懸ける想いや注目ポイントを聞いた
2020年に日本でスタートした、世界初のプロダンスリーグ「D.LEAGUE」。パリ五輪のブレイキン日本代表選手らも参戦する、ダンス界で世界最高峰と呼べるプロリーグだ。2024年現在全14チームが参画する中、リーグ発足時のオリジナルチームの一つが「CyberAgent Legit」。D.LEAGUEでは22-23 SEASON、23-24 SEASONの2年連続でREGULAR SEASON 優勝、CHAMPIONSHIP 準優勝の実績を持つ強豪チームだ。10月にスタートした24-25 SEASONに合わせ、さまざまなジャンルの新メンバーが加入し勢いを増すCyberAgent Legit。その新メンバー5人の声を紹介したい。 【画像】「CyberAgent Legit」新メンバー5人の写真を見る ■Chris Ackey(クリスアッキー) 大学生から本格的にダンスを始めたにも関わらず、在学中にコンテストで優勝する他、卒業後はD.LEAGUE 21-22 SEASONにdip BATTLESに所属。退団後アジアを中心に活動し、今回再びD.LEAGUEに参戦。 ジャンル:LOCK Q1.Legitに入ろうと思ったきっかけは? 【Chris Ackey】もともと、Legitのメンバーのことはスーパーキッズで有名だったので知っていました。最初は同じチームとして踊ることにイメージも湧きにくかったけれど、一緒に踊れることで、刺激を受けるのはもちろん、自分が成長できるチャンスととらえ加入を決めました。入った今も思考回路が再構築される感じがあり、日々ワクワクしています。 Q2.D.LEAGUEに挑戦しようと思ったのは? 【Chris Ackey】自分の考えるプロダンサー像は「新しくダンスを始めるきっかけになれる人」だと思っていて、D.LEAGUEのコンセプト「ダンスで世界の変える」という点に共感したので、D.LEAGUEの舞台で、闘志を燃やして頑張りたいと思ったからです。 Q3.Chris Ackey選手にとってダンスとはどんなもの? 【Chris Ackey】アイデンティティです、ダンスとったらつまらない人間になると思います。 Q4.尊敬するダンサーは? 【Chris Ackey】ダンスがうまいことはもちろん、人として尊敬しているのは師匠の「ICHI」さんです。気遣いやマナーが素晴らしいことに加えて、とにかく元気。豪快な笑い声で笑って和ませてくれます。最近も一緒に台湾に行って挑戦するなど、よい関係を築かせてもらっています。 Q5.今シーズンはどんな年にしたい? 【Chris Ackey】Legitとしての目標は、いち早くLegitとして舞台に出て、勝ちたいです。個人としてはアジア圏はもちろん、ほかの海外でのワークショップや審査員、メディア露出などにも挑戦していきたいです。2年後くらいには世界と日本どちらでも活躍できている状態が理想です。 Q6.自分のここに注目してほしい! 【Chris Ackey】LOCKはもちろんですが、大人になってからダンスを始めた僕が、そこからどこまで成長するのか、追い上げていくかに注目してほしいです。 Q7.ダンスを通してどんなことを伝えたいですか? 【Chris Ackey】自分のダンスを通して、「私もダンス始めたい!」だったり、「Chris Ackeyみたいになりたい」など、僕をきっかけに音楽やダンスに興味を持ってくれると嬉しいです。 ■Shoji(ショウジ) 中学校の頃に全国オーディションで選出され、3年半のNYでのダンス留学経験を持つ。昨シーズンにあたるD.LEAGUE 23-24 SEASONはdip BATTLESに所属し、今シーズンよりLegitに移籍。 ジャンル:HIPHOP Q1.Legitに入ろうと思ったきっかけは? 【Shoji】もともとLegitが活動しているのを見ていて、海外への挑戦や、D.LEAGUEでも好成績を残していて、ただ勝っているだけではなくキラキラ輝いて見えていました。自分も海外で活躍したいという目標があり、メンバーもリスペクトする人たちばかりなので、Legitで活動したいと思ったことがきっかけです。 Q2.D.LEAGUEに挑戦しようと思ったのは? 【Shoji】10代の頃はダンスで稼ぐぞという想いがありましたが、一度はダンスを仕事にするのをやめようと思い、正社員で働き趣味でダンスをするような、諦めた時期がありました。しかし働いている間にD.LEAGUEが始まり、盛り上がっている様子を見ていて、ダンスを仕事にしたいと思い始めていたタイミングで前チームのメンバーに声かけてもらいました。2年目も継続しようと思った理由としては、実際にD.LEAGUEに挑戦することで、ダンスや音楽業界が盛り上がっていることを身近に感じ、もっと業界が盛り上がっていくための力になりたいなと思ったので。 Q3.Shoji選手にとってダンスとはどんなもの? 【Shoji】自分の体の一部。やめるやめないの次元ではなくなってきているくらいしみ込んでいる感覚があります。 Q4.尊敬するダンサーは? 【Shoji】海外ダンサーの「Evion Mantis」さん。体の使い方が異次元であり、音の取り方がとても上手。体のつくりの違いとして限界はあるかもしれないけど、自分の魅せ方の刺激にしています。 Q5.今シーズンはどんな年にしたい? 【Shoji】Legitとしては、Legitメンバーに「Shojiがチームにいてくれてよかった」と思えるような行動をしていきたいです。チームの優勝や勝利で貢献はもちろん、外部活動での協力や、作品の幅を広げるなど積極的に動いていければと思います。 Q6.自分のここに注目してほしい! 【Shoji】どこかで披露したいと思っている英語力に注目してほしいです。ダンスでは体を使う動きが多いので、技や磨き中のアクロバットとHIPHOPの融合というまれにみるスタイルの成長具合に注目してほしいです! Q7.ダンスを通してどんなことを伝えたいですか? 【Shoji】自分のダンスを見た人が、それぞれの好きなことや追求したいことを追いかけたり、突き詰めようという行動のきっかけになれば嬉しいです。 ■CHAA(チャー) 幼少期からダンスの才能を開花させ、多様な海外でのタイトルを獲得。「JDSF BREAKING」2024年度 ユース強化選手(パリオリンピックのユース強化選手)にも選抜される。2024年10月13日の開幕戦では、新メンバーで唯一出場。ACE Performance Dancerとして得意のKRUMPで多くの観客を魅了。 ジャンル:KRUMP、BREAKING Q1.Legitに入ろうと思ったきっかけは? 【CHAA】小さい頃からバトルで戦ったり、もともと知っているメンバーが多く尊敬、憧れている人がいたからです。個人のスキルが際立つチームだと思うので、自分が入ったら活躍できるかなと思いました。 Q2.D.LEAGUEに挑戦しようと思ったのは? 【CHAA】国内でもっと自分の名前を広めたいと思った時に、D.LEAGUEはダンス界で初のプロリーグとしてすごく勢いがあるイメージがあったので。 Q3.CHAA選手にとってダンスとはどんなもの? 【CHAA】体の一部。ダンスがなくなったら今の自分はいないと思います。 Q4.尊敬するダンサーは? 【CHAA】「BBOY TAISUKE」さんです。出会いはプライベートレッスンをお願いしたく、自らDMで連絡をしたことがきっかけです。そこからたくさんのことを教えていただき、TAISUKEさんから学んで以降はBREAKINGで結果を残せるようになりました。 Q5.今シーズンはどんな年にしたい? 【CHAA】LegitとしてはREGULAR SEASON、CHAMPIONSHIP優勝。自分が加入したことでもっとチームが進化した1年になれば嬉しいです。個人としては名前が広がって、海外のバトルなどで、ゲストバトラーとして呼ばれることが理想です。 Q6.自分のここに注目してほしい! 【CHAA】KRUMPとBREAKINGの2つのジャンルをしているのですが、二刀流で出来る人がなかなかいないと思うのでそれぞれの魅力に注目してほしいです。 Q7.ダンスを通してどんなことを伝えたいですか? 【CHAA】自分のダンスを観た人が「こうなりたい」など、夢を持つきっかけになってほしいです。 Q8D.LEAGUEに加入した注目のオリンピア選手に対してどう戦っていきますか? 【CHAA】BREAKINGでもしっかり張り合えるようなスキルを魅せながら、更にKRUMPで倒すような気持ちで戦いたいと思います。 ■AROE(アロエ) 幼少期からダンスを学び、中学生の頃ソロで数多くの実績を獲得。高校卒業後は1年のアメリカ留学を経て、今回初めてD.LEAGUEに参戦。 ジャンル:HIPHOP Q1.Legitに入ろうと思ったきっかけは? 【AROE】高校3年生の時にメンバーの1chとは知り合って、Legitのことは知っていました。当時は環境の兼ね合い等で、加入することは難しかったのですが、昨シーズンにオーディションをやっていることを知り、強豪かつカッコいいパフォーマンスをするLegitに入って成長したいと思ったからです。 Q2.D.LEAGUEに挑戦しようと思ったのは? 【AROE】今までは好きな時にダンスをやっていましたが、このままではいけないと思い別のことにチャレンジしようと思っていた時に、お世話になった方にダンスをもっとやってほしいと言ってもらい、恩返しの想いを込めて挑戦しました。 Q3.AROE選手にとってダンスとはどんなもの? 【AROE】習慣。生活の一部。自分の気持ちを表現できるものです。 Q4.尊敬するダンサーは? 【AROE】特にこの人というのはなく、全ダンサーをリスペクトしています。 Q5.今シーズンはどんな年にしたい? 【AROE】Legitとしては試合に出場できるようにしっかりチームのスタイルに合わせ、スキルを高めたいです。また海外にも挑戦したいです。個人としては東京という地でも人脈を作ることや、友人とオンラインでの古着屋をやりたいという話もしているのでそこも実現させたいと思っています。 Q6.自分のここに注目してほしい! 【AROE】自分の個性とLegitの雰囲気がハマるところに注目してほしいです。 Q7.ダンスを通してどんなことを伝えたいですか? 【AROE】観た人にかっこよかった!という感情を持ってほしいです。 ■うた丸(ウタマル) 幼少期からさまざまなダンスジャンルに触れ、幅広いジャンルスキルを武器に持つ。ダンスシーン以外にもテレビCMやアーティストMVに出演。D.LEAGUE 22-23 SEASONよりKADOKAWA DREAMSの1.5軍に加入し、翌シーズンはKADOKAWA DREAMSアバンセに在籍した経験を持つ。 ジャンル:POP、アニメーション Q1.Legitに入ろうと思ったきっかけは? 【うた丸】もともと別チームに所属していましたが、その頃からLegitの作品が幅広く素敵な作品ばかりだと感じていました。また自分のメインジャンルであるポップダンスも主としているチームでもあり、活躍出来たらよいなと思っていました。 Q2.D.LEAGUEに挑戦しようと思ったのは? 【うた丸】所属していた別チームが、当初一緒に踊るメンバーを募集していて、そこに受かったことがD.LEAGUEを知ったきっかけでした。ダンサーが舞台で光を浴びる機会はなかなかなかった中で、プロのダンスリーグができたことはダンサーのあこがれの場所になったと思います。 Q3.うた丸選手にとってダンスとはどんなもの? 【うた丸】ダンスが生活の一部。人生で楽しむもののひとつなので、人生からなくなってしまうなど考えられないです。 Q4.尊敬するダンサーは? 【うた丸】沢山いますが、今憧れのダンサーは「Ricky」さんです。質感が素晴らしく、自分のものにしたいなと思ってよく観ています。 Q5.今シーズンはどんな年にしたい? 【うた丸】LegitとしてはCHAMPIONSHIP優勝です。チーム皆が目標にむかっていけるような年にしたいです。個人としては高校を卒業するので、ちゃんと自立したいなと思います! Q6.自分のここに注目してほしい! 【うた丸】背の小ささがキャラクターなので、この小ささを活かしたダンスや質感、表情に注目してほしいです。 Q7.ダンスを通してどんなことを伝えたいですか? 【うた丸】ダンスは海外だと生活の一部になるなど、言語が違っても共通で楽しめるところがすごくよいと思っています。生きるうえで必要ではないかもしれないけれど、ダンスで人生を楽しむ方法もあると伝えたいし、世界の誰でもできることなので多くの人に是非トライしてほしいです。