「所ジョージの世田谷ベース」

所ジョージがMCを務める「所さんの世田谷ベース」(毎週土曜夜10:00-10:55、BSフジ)の第419回が、8月3日に放送された。所ジョージ的モノの考え方や閃いた遊び、世の中の楽しみ方を発信する同番組。毎度ユニークなサブタイトルだが、今回は「蛤(はまぐり)とメロンと小銭の夏。」と題して夏の準備とオートバイ、そして銀行でのエピソードを語った。 【写真】所が「主婦もやんない」と語るひんやり冷凍メロン ■半年間置いていたオートバイと向き合う所ジョージ 今回の放送では、まずはオートバイの話題から。半年以上乗っていないというオートバイ、カワサキ・サイドワインダーやカワサキ・バイソンのエンジンに火を入れてみようと言いだした所。普段はカスタムハーレー・フランケンシュタインなどを乗っているそうで、名前を挙げた2台はあまり動かしていなかったそうだ。 世田谷ベースを訪れたのは「アベ中古貨物」の通称アベちゃん。早くも遅くもない時間きっかりに来るというアベちゃんは、バックミラーのレンズを貼ってくれるとのこと。所とアベちゃんによれば国の定めた安全基準よりもずっと安全なレンズで、“映る範囲”が比較にならないそうだ。さすがこだわり派の所というべきか、バックミラーレンズ1つとっても市販品ではないらしい。アベちゃんが持ってきてくれた蛤と山形のさくらんぼを受け取りつつ、レンズ貼りの作業に入ってもらうことに。 一方所は、乗っていなかったオートバイのエンジンのチェックへ移る。何度かチャレンジしたところ元気な排気音とともにエンジンがかかり、ほっと一安心。「エンジンがかかることに驚きなんだからね」と笑顔を見せた。 ■夏の準備も万全の所、ひんやりと涼むためのアイスメロン 場面は変わって所の部屋。暑い外から戻ってきたみんなで涼もう…ということで、凍らせたメロンをスタッフにも配り始めた。冷凍庫からメロンを持ち出しながら、上機嫌な所。夏の準備は万端だったようだ。メロンをカットしてから凍らせて小分けしておいたそうで、「主婦もやんないぜこれ」と照れ臭そうに自分の親切っぷりを笑う。 皿に並べたカットメロンのアイスを見て嬉しそうにする所。メロンはカットしたリンゴほどのサイズで、5分から10分ほど置いて柔らかくなってからが食べ頃らしい。奥さんとのじゃれ合いの話もしつつ、まったりとした時間が過ぎて行く。 そのさなか、「今日の本題」として駅前の銀行について話を広げる。つい先日机を整理した際、小銭が大量に出て来たそうだ。束になったその量は、およそ15kg。そのままだと使いにくい小銭の束を銀行で両替してもらおうとするも、銀行では両替に対応していないと断られたという。お札を小銭にはできるが、逆は対応していないとのこと。 「邪魔なものだと思ってるんじゃないの!?」とこぼしつつ、口座への入金ができることはわかったためカードを用意して入金へ。しかし今度は「ATMで入金するように」と案内されてしまったそう。ATMには80枚ずつしか小銭を入金できないため、「やっていられない」と入金しに行ってくれた所の娘が怒って帰ってきてしまった。そのため結局、小銭の束はそのままになってしまったという。 当初の予定では“事務所に小銭がどれほどあるか”をクイズゲームにしようと思っていたらしく、小銭を正解者に配ろうと思っていたと所らしいユニークな計画も披露。15kgの小銭を「筋トレにしか使えないよ！」と持ち上げつつ、30万円ほどはあると笑う所だった。 ■ままならない銀行でのエピソードに親近感 今回の放送では、所のオートバイに対するこだわりが垣間見えた。ミラーの張り替えをしてもらう作業、また半年という長い期間エンジンをつけずに放置してしまっていたオートバイを気にかけるようすからは、やはり趣味人という言葉がぴったり似合う。 銀行でのエピソードは視聴者にとっても経験があることかもしれない。もちろん額は違うだろうが、一昔前には流行っていた500円玉貯金が、銀行の方針転換のおかげでやっかいな荷物になってしまった…という話だ。一般人には真似できない趣味で遊ぶ所だが、こうした庶民的な話には親近感を抱いてしまった。 所の家に残る15kgの小銭がどうにか両替でき、クイズゲームが実施できるのを祈るばかりだ。所が自由にトークを繰り広げる次回の「所さんの世田谷ベース」は、8月10日(土)よる10時よりBSフジにて放送。また、今回紹介した「蛤(はまぐり)とメロンと小銭の夏。」はTVerおよびFODで視聴可能だ。