【DeNA】三浦大輔監督の来季続投を発表 東克樹らファーム調整メンバー含め総動員で日本一へ
歓喜から一夜明けた22日、DeNAは三浦大輔監督（50）と就任5年目の来季も監督契約を結ぶと発表した。前日にCSファイナルステージ第6戦で巨人に勝利し、17年以来7年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。ナインとともにビールかけで深夜まで喜びを爆発させた指揮官は、東克樹投手（28）ら負傷離脱中の選手もギリギリまで出場の可能性を探り、総動員で挑む方針を示した。日本シリーズ開幕は26日、本拠地横浜にパ王者のソフトバンクを迎える。 ◇ ◇ ◇ 「番長DeNA」が来季で5年目に突入する。続投が正式発表され、三浦監督は勝ってかぶとの緒を締めた。「今シーズン、リーグ優勝を果たすことができずに悔しい思いと同時に、申し訳ない気持ちでいっぱいです。それでも続投要請をいただき、来年こそはと気が引き締まる思いです。まだ戦いは続くので、日本一に向けてしっかり準備をしていきたいと思います」とコメントした。 4年目の今季、リーグ戦は3位に終わった。悲願の「横浜優勝」はならず、12球団最長ブランクを更新する26年連続のV逸となった。直近3年連続でAクラス入りと優勝を狙える位置はキープするが、もう一押しが届かなかった。それでも短期決戦では圧倒的な勢いで連勝を重ねた。阪神とのCSファーストステージから5連勝。その後の2連敗で最終第6戦までもつれながらも、日本シリーズ切符を勝ち取った。 日本一を争うソフトバンクは17年に敗れた因縁の相手だけに、出し惜しみはしない。指揮官は左もも裏の肉離れで離脱中の東について「（復帰の）可能性は見えてきてます」。キャッチボールの強度を上げ、ブルペンで傾斜での感覚も確認しており「本人も（日本シリーズを）目指してやりますと言っている。まだ確認が必要なのではっきり言えないですけど、そのために抹消してリハビリに専念してもらってます」と示唆した。 さらに右尺骨骨折の山本、右内腹斜筋の肉離れのウィック、左肩の肉離れから実戦復帰してみやざきフェニックス・リーグで調整中の石田健らの復帰可能性も捨てていない。「メンバーもこれから。ファームも含めた今いるメンバーから選んでいきます」。番長DeNAが総動員で、98年以来26年ぶりの日本一を狙う。 ▽DeNA南場オーナー（三浦監督の来季続投に）「今年も悲願のリーグ優勝は達成できませんでしたが、CSへの入念な準備、気持ちを前面に出した集中力の高い戦いぶりは、ベイスターズの可能性の高さを示唆するものでした。三浦監督には、この可能性をリーグ優勝という結果に結実させることを絶対の目標として、来年も指揮を執っていただくこととしましたので、ご報告いたします。頂点を目指す戦いは続きます。引き続き一緒に戦ってください！」
