PGAツアートッププロたちのティーアップ高さは何cm?【松山英樹&スコッティ・シェフラー編】
選ばれし世界のトッププレーヤーたちが集う世界最高峰の舞台、マスターズがいよいよ今週開幕する。本日発売の「週刊ゴルフダイジェスト」4月23日号では、マスターたち9人のティーアップの高さに着目している。平均は3.19cmとの結果がでたが、解説をするプロゴルファーのレックス倉本によると、ティーアップの高さはそれぞれのスウィングと深く関係しているらしい。みんゴルでは、2日に渡って松山英樹、スコッティ・シェフラー、ザンダー・シャウフェレ、ローリー・マキロイ、4人のティーアップとスウィングについてお届けしよう。 【松山英樹】ドライバーショット連続写真(2024年WMフェニックスオープン)
2月のジェネシス招待でPGAツアー9勝目【松山英樹】
<ニュートラルで高い完成度、クセなく力強いスウィング> 「ダウンスウィングでの左手の掌屈や右のサイドベントは抑えめですが、最後まで頭を右サイドに残すことでややアッパー軌道でインパクトを迎えています。クセがなく、低くて長いインパクトゾーンが特徴で、教科書通りと言っていいほど完成度が高いスウィングです。ティーアップの高さも9人の平均である3.22㎝に近いのも、すべてがニュートラルだからこそ。高弾道が必要な場面では高くすることもあります」(レックス倉本、以下同)
ティーアップ高さ:3.2cm 【ドライバ―】ダンロップ「スリクソンZX5 MkⅡ LS」 × グラファイトデザイン「ツアーAD DI」 【ボール】ダンロップ「スリクソンZスター XV」
マスターズ2勝目を狙う世界ランク1位【スコッティ・シェフラー】
<足を動かす特徴的なスウィング、クラブ軌道はニュートラル> 「恐らく彼自身が一番ヘッドスピードを出せる体の動かし方をしながらもクラブの効率を考えて作り上げたスウィング。アドレスでアッパー気味に構えた形をインパクトでそのまま再現した、緩やかなアッパー軌道。足はかなり動かしますが、左手の掌屈や右のサイドベントは少なくクラブ自体は平行に低く安定した軌道で振っていく。ティーショット後にティーが飛ぶことがほとんどない選手ですが、クラブ軌道が安定している証拠です」