日本最大級スポーツ科学施設にエイジェックベースボールアカデミーが開校。元NPB選手も指導
2024年10月、栃木県栃木市のエイジェックスポーツ科学総合センター内に、エイジェックベースボールアカデミー栃木校が開校した。このアカデミーは軟式野球、硬式野球をプレーする小中学生が対象で、民間では国内最大級となるスポーツ科学施設の設備を活かした定期的な体力測定など、先進的なプログラムが大きな特長だ。 【写真】胴上げされるエイジェック・京橋幸多郎主将 アカデミーコーチには社会人野球・エイジェックを今季限りで引退し、社業に専念する高野圭佑さん、内田靖人さんが指導に携わる。高野さんは阪神を退団後、台湾プロ野球やBCリーグ、社会人野球と様々なカテゴリーで挑戦を続け、エイジェックベースボールアカデミーで指導者の道を歩み始める。アカデミーでは「楽しく野球をする」ことを中心に伝えているという。「これまで、高校、大学、社会人、セ・リーグ、パ・リーグ、独立リーグと、国内の野球にほぼ携わってきて、日本中の野球を見てきた中で、一番大事なのは楽しむ心。どのステージでも楽しんでやれないと野球をやっている意味はないと思います」と、楽しむことの重要性を語る。 内田さんは楽天を退団後、エイジェック野球部に入部。4番打者としてチームの日本選手権、都市対抗野球出場に貢献した。現役時代は「コーチという立場でない以上、僕が教えてしまうはコーチたちに申し訳ない。そういう考えでした」と後輩たちの指導に遠慮がちだったというが、今はもうコーチの顔だ。「ここで教えた生徒がプロに入ってくれたらうれしいですね。生徒の成長を少しでも手助けできたら良いなと思います。会社にはこれまで応援してもらった恩返しができるように自分のできることを考えてやっていきます」と、表情は明るい。 最新鋭の設備と、豊富な経験を持つコーチの相乗効果で今後どんな選手がアカデミーを巣立っていくのか期待したいところだ。
アスリートマガジン編集部