「Number_i」の快進撃は続くのか…「香取慎吾」退所後に旧事務所への忖度で苦労した過去を激白
King&Princeの元メンバー・平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太からなるユニット・Number_i。最近では地上波のテレビ番組への出演も増えるなど、今後の活躍が期待されている。 【写真】圧倒的に美しい!キムタクと結婚前…YOSHIKIと熱愛中の23歳の時の工藤静香…! かつて、ジャニーズ事務所(現『SMILE-UP.』)を退所したタレントはテレビ界から“干される”“冷遇される”といった悪しき習慣があるといわれていたが、時代は変わってきているようだ。 Number_iは、昨年10月15日に結成を発表。今年1月1日に1stデジタルシングル「GOAT」で鮮烈なデビューを飾り、テレビ初出演は3月2日放送の音楽番組『Venue101 拡大版』(NHK総合)だった。 また、同30日放送の『with MUSIC 春の2時間スペシャル』(日本テレビ系)にも登場し、同グループとしては初めて民放の番組で歌唱。4月1日には『CDTVライブ!ライブ! 4時間半スペシャル』(TBS系)に出たほか、10日にも『週刊ナイナイミュージック 拡大号』(フジテレビ系)に出演するなど、ここへ来てテレビ露出が増えている。 以前の芸能界ならば、「ジャニーズを退所したタレントは地上波のテレビに出演できなくなる」(芸能ライター)という背景もあったが、同事務所側は昨年の会見で、退所組に“圧力をかけることはない”と、宣言していた。 「創業者・ジャニー喜多川氏の性加害問題を受けて、ジャニーズ事務所は昨年10月2日に会見を開きました。そこで、同社は被害者への補償と救済に専念する会社となり、SMILE-UP.に社名変更を行うと発表。 これに伴い、マネジメントを担う新会社を立ち上げると説明したんです(後に新会社『STARTO ENTERTAINMENT』が誕生)。その会見の中で、ある記者は新会社に移行した後、事務所サイドが辞めたタレントに圧力をかけ、テレビから干すことはないかどうかを確認したんです」(前出・芸能ライター) この時、東山紀之(SMILE-UP.社長)は「さらに応援したいと思っています」「もちろん圧力等々をかけることはありませんので」と明言。井ノ原快彦(STARTO ENTERTAINMENTの取締役COO)も、「自分の仲間に圧力をかけるということは、今後ありえないと思います」「(マスコミへ向けて)厳しい目で見てください」と述べていたのだった。こうした会見での発言を踏まえて、テレビ局側が退所組の起用にためらう必要はなくなったわけだ。 なお、以前のジャニーズは芸能界の頂点に君臨していただけに、ほかのプロダクションが“辞めジャニ”との共演を渋っていたというケースもあったようだ。先日、元SMAPメンバーが退所後の苦労を明かし、ネットニュースで取り上げられるなど話題になった。 「元SMAP・稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾はグループ解散の翌年、’17年9月8日をもってジャニーズを退所しました。SMAPの元チーフマネジャー・飯島三智氏と合流し、3人は同月中に共同の公式ファンサイト『新しい地図』を立ち上げたんです。 今でこそそれぞれ俳優や歌手業などマルチな活動を展開していますが、『新しい地図』のスタート当初は自分たちの番組に呼ぶゲストのキャスティングも難航していたとか。特に、彼らが退所後初めて共演した『72時間ホンネテレビ』(’17年11月2日~5日、インターネットテレビ局・AbemaTVにて生放送)の舞台裏は、バタバタだったそうです」(同) その事情が明らかになったのは、今年3月24日放送の「新しい地図」のレギュラー番組『ななにー 地下ABEMA』(ABEMA)。同月末で放送作家を引退した鈴木おさむ氏をゲストに迎えた回で、当時のエピソードを振り返ったのだ。 鈴木氏は『SMAP×SMAP』(フジ系)などでSMAPメンバーと長らく仕事をともにしてきた人物で、『72時間ホンネテレビ』にも協力。 出演者に関しては「彼ら(『新しい地図』)がやることで、まあ正直、キャスティングもなかなか決まらなかったです」「3日(生放送を)やってる間に、決まったキャスティングとかってある」と、ぶっちゃけた。 この言葉を受け、香取も「そうだね。決まった人もいるし、決まらなくなった人もいる」と回顧。お笑いコンビ・キャイ~ン、爆笑問題らの出演が決まるたびに、スタッフも拍手をして感激したほどだったという。 「その後、’18年にABEMAで3人のレギュラー番組『7.2 新しい別の窓』がスタート。当初は『ホンネテレビ』に引き続き、キャイ~ンをはじめとする浅井企画の芸人が出ていた一方、吉本興業の芸人たちは皆無でした。次第に吉本勢もゲストで登場するようになり、EXITがレギュラー入りを果たします。 『ななにー 地下ABEMA』(3月24日放送)内で、兼近大樹は『出始めの頃、「吉本なのに出て大丈夫?」って言われた』と暴露。以前は、圧力や忖度が働いていたのかもしれませんね。鈴木氏によると、’19年に表面化した闇営業問題以降、吉本のタレントが『(番組に)出てくれるようになった』そうです」(同) Number_iや「新しい地図」が、今後も何の制限もなく芸能界で活躍できることを願いたい。
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