タオルの捨て時って?「5年間いちども替えてない」「穴があいたら」3つのポイントを見るべし!と専門家
タオル洗濯の注意点は?
「◆洗濯量・洗剤・柔軟剤の量は、適量を心がける ついやってしまう洗濯物の詰め込み洗いは、汚れを落ちにくくしたり、ニオイや黄ばみが残ったりする原因になります。 忙しいご家庭はまとめ洗いが多いと思いますが、なるべく洗濯槽に余裕を持たせて、洗い残しやすすぎ残しを予防して、効果的に汚れを落としましょう。 長時間放置や、汚れたものと一緒に洗わないようにすることも大切です。 また洗濯量が適量でも、洗剤・柔軟剤の量が多いと、すすぎ残しの一因となります。 特に柔軟剤は、香りづけ等に効果的ですが、繊維の表面を薄くコーティングするように吸着するため、すすぎ残しが蓄積していくと、タオル繊維本来の吸水性を損なってしまいます。 ◆濡れたまま放置せず、風通しの良い場所ですぐに乾燥を 濡れている状態は雑菌が繁殖しやすく、ニオイ等の原因になります。 乾燥機を使って短時間で効率的に乾かすのもオススメです。その際も、洗濯直後で洗濯槽の中で洗濯物が固まった状態だとしっかり乾かないので、一旦取り出してパンパンと振ってから槽内に戻し、乾燥させましょう。 外干しの場合も同じように振ってから干すと、寝てしまったパイルが立ってふんわりします。 上記の2つに加えて、ニオイや汚れが気になる場合は、煮洗いや漂白剤つけ置きも取り入れます。ただし生地を傷めてしまうので、毎回の使用は避けましょう」
タオル再利用アイデア
「寿命を迎えてしまいお役御免となるタオルは、足ふきマットにするものよいですし、雑巾として掃除に活用するのもオススメです。 特に硬くなってしまったタオルは繊維が出ないので、ステンレスや窓などもキレイに磨くことができます。その際はカットすると糸くずがでてきてしまうので、そのままの形で使うとよいでしょう。 もちろん小さくカットし万能ウエスとして、キッチンの油や汁汚れを吸わせて捨てるのもいいでしょう。 最後まで使い切って、気持ちよく手放せるといいですね」(高橋ゆきさん) タオルの替え時はぜひ参考にしたいです。洗濯後の干し方や古いタオルの再利用についてもためになりますね。「まだ使えるのにもったいない」と考えがちですが、各家庭にあった手放し方ができるといいですね。 (取材・文/メディア・ビュー 橋本真理子)
高橋ゆきさん
PROFILE 株式会社ベアーズの取締役副社長。家事代行サービス業界の成長と発展を目指す一般社団法人全国家事代行サービス協会の会長を務める。家事研究家、日本の暮らし方研究家としても、テレビ・雑誌などで幅広く活躍中。2015年 には世界初の家事大学設立、学長として新たな挑戦を開始。2016年のTBSドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」、2020年の読売テレビ・日本テレビ系ドラマ「極主夫道」でも家事監修を担当した。1男1女の母。 ※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。 ※記事の内容は2024年1月の情報であり、現在と異なる場合があります。
たまひよ ONLINE編集部