アマボクシング界の“モンスター”坪井智也が全日本を制してパリ五輪世界予選出場権をゲット…「最も金メダルに近い男」の評価
日本人男子では、ロンドン五輪ミドル級で金メダルを獲得した村田諒太以来、史上3人目、4人目となる金メダルを坪井とセオンの2人がダブルで獲れば、それはまたアマチュアボクシング界の歴史を塗り替える快挙となる。 坪井は「これが最後の全日本になる」と意味深な発言をした。 その真意を問うと、こう答えた。 「プロに行くかどうかはわからないが、五輪で金を取ることがボクシングの区切りになると思う。それくらいの覚悟をもってやらないと、五輪(の金メダル)は獲れない。本当にこれがラスト。リオ、東京と逃して3度目の正直なんで。たぶん獲れる思う」 壮絶な決意でアマチュアボクシング界のモンスターが、まず来年2月のイタリアでの世界予選に挑む。 (文責・本郷陽一/RONSPO、スポーツタイムズ通信社)
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