【いわき平競輪・GⅠ日本選手権】山田英明は1予突破も調子ひと息で「気持ちでカバ-」
<1日・いわき平競輪・2日目> <九州王国 再興へ> 初日の1予で3人しか勝ち上がれなかった九州勢は、この日も低調。人気を集めた北津留翼は、先行して5着に沈んだ。マークして2着の山田英明は「北津留君は調子があまり良くないのかも。いつもなら2着に残っていた。悪くても3着で勝ち上がると思っていたのに」と困惑。「別府でもいつもの強さがなかったし」と心配顔だ。 自分のことについても、「前回は風邪で欠場。薬を飲みながら練習したけど、すごく疲れてしまう。なので〝腹8分〟でやめておかないといけなくて、大きな上積みができなかった」と表情は明るくない。2予は7個レースのうち3着で準決に勝ち上がれるのは4人だけ。第1走の格(特選が1予より上)、同じ格ならその着順が上位の者が4人勝ち上がる。それだけに、「北津留君を残せないのなら、1着を取っておかないといけなかった」と悔しそうだった。 それでも「こうなったら気持ち。何が何でも2着に入る」と、体調を気力でカバーする。2予は3日目7R。高知記念、別府FⅠと連続V中の好調な阿部将大の番手。九州勢の特選組はゴールデンレーサー賞に勝ち上がれなかったが、山田が阿部とワンツーを決めて、後続の九州勢を景気づける。 このほか3日目は9Rに伊藤旭―井上昌己が出走、11Rでは小岩大介が、犬伏湧也―清水裕友の後位を回る。4日目に松尾透、山田庸平、嘉永泰斗が出走する。