退任の校長が児童の似顔絵を作成 卒業生40人に最後のプレゼント 大分・国東市
大分県内の多くの小学校で22日、卒業式が行われました。国東市の小学校ではこの春退任する校長から卒業生に最後のプレゼントが贈られました。 【写真を見る】退任の校長が児童の似顔絵を作成 卒業生40人に最後のプレゼント 大分・国東市 40人が巣立ちの日を迎えた国東小学校。式では、糸永敏明校長が卒業生の名前を読み上げ、卒業証書を手渡しました。糸永校長は「謙虚さと素直さを大切に将来の夢に向かって大いに羽ばたいてほしい」と式辞を述べました。 同級生や先生との別れに涙を流す卒業生たち。その様子をあたたかく見守る糸永校長、実は特別な思いで臨んでいました。一人ひとりのために切り絵で作った似顔絵を用意していたのです。 4年前、コロナ禍に直面した卒業生に喜んでもらおうと始めた取り組みで、校長を退任する今回が最後となります。似顔絵には「友情」や「誠実」といった子どもたちが希望したメッセージをはなむけの言葉として添えました。 (卒業生)「本当に僕に似てて部屋に飾ろうと思う」「すごいなと思った。前髪まっすぐにしたかった」「校長先生に感謝している。宇宙飛行士になりたいと思っている」 (糸永敏明校長)「子どもたちが元気に巣立ってくれたのが一番うれしい。きっと素晴らしい未来が待っているよということを伝えたい」 心温まる贈り物とともに子どもたちは母校の思い出を胸に刻み、学び舎を後にしました。
大分放送