レアルに続いてPSGでもポジション確保が難しい? 怪我で出遅れた悩めるスペインの才能
デンベレらライバル多く
今夏多くのアタッカーを獲得したパリ・サンジェルマンでは、レギュラー争いが熾烈なものとなっている。 その中で少し出遅れてしまったのがFWマルコ・アセンシオだ。 レアル・マドリードを離れ、PSGに加入したアセンシオのスタートは良かった。リーグ・アン第3節のRCランス戦、第4節のリヨン戦では得点を記録しており、この時は最前線で出番を得ていた。 しかし、アセンシオはそこから足の負傷で2ヶ月ほど離脱してしまった。現在はベンチに戻ってきているが、リーグ戦直近2試合はベンチに座ったまま出番がなく、先日行われたニューカッスルとのチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節も終盤に8分間出場しただけだ。 スペイン『SPORT』も出番が減少している現状を不安視しており、新天地PSGでも立ち位置が怪しいものとなっている。 「アセンシオは、PSGがモナコに勝利した先日の試合(5-2)に1分も出場しなかった。試合はコントロールされていたため、アセンシオの欠場も怪我明けの予防措置として理解されるところがあるかもしれないが、その後の2試合でも状況は改善されていない。チャンピオンズリーグのニューカッスル戦では82分からの投入で、先日のル・アーヴル戦は再びベンチから試合を見守っている。ここ最近の3試合のプレイタイムは合計わずか8分である」 センターフォワードの位置ではゴンサロ・ラモスとランダル・コロ・ムアニがポジションを争っており、序盤は結果が出なかったウスマン・デンベレも右のウイングとしてアシストを増やしつつある。 韓国代表MFイ・ガンインも指揮官ルイス・エンリケより信頼されており、アセンシオにとって序盤の負傷離脱は想像以上の痛手だ。現時点では序列争いで出遅れており、クラブで出番を確保できない場合はスペイン代表での立場も難しいものとなってくるだろう。
構成/ザ・ワールド編集部