名品にストーリーあり。子供の漢字学習に役立つフセンの開発秘話
ユーザーと作り上げた付箋に開発秘話あり。 ちょっとしたメモ書きを貼り付けて使う、お助け文具の付箋。 【全画像をみる】名品にストーリーあり。子供の漢字学習に役立つフセンの開発秘話 色やサイズなどアレコレありますが、中には子供の漢字学習に特化した、+teacherの「マス目フセン"Kaketa!"」というユニークなものもあります。
漢字学習が捗る付箋
正方形で4マスが描かれた付箋は、クラファンで目標額の260%を達成し、第32回日本文具大賞の優秀賞も受賞。知名度も高まりユーザーも増えました。 それがこのたび、長方形で4マス×2列の8マスの「マス目フセン"Kaketa!"〈long〉」というロング版が登場。50枚綴りが3つ入って1,590円で3月8日に発売します。
完成までの苦労
面白いのはロング版に行き着くまでの話。開発ストーリーを読むと、最初の4マス版がヒットしたことで、次の商品開発のためユーザーの声をリアルタイムに聞くことになったのだそうな。 そこでユーザーが望む適切なマス目の数と配置だけでなく、余白の位置と裏面で粘着する糊の位置まで、いくつもの候補案を出して調査。 4マス×1列や3マス×1列、4マス×2列、1マス2列および1列といったデザイン案で、人気が高かったのが今回の4マス×2列でした。 余白もマス目の上下左右片側や両方、またはナシというものまで用意したところ、国語は右から左に目線を動かすという理由が寄せられました。 糊付けは右に開けた余白を、インデックスのようにノート外に飛び出した状態で使いたいということで左が粘着するようになりました。
購買者の需要+応える企業が成長の要
筆者はnoteを読んで、ユーザーのニーズを細かくすくい上げる過程に感銘を受けてしまいました。 ポテンシャルを秘めたものは、ユーザーの意見でもっとよくなります。同じくメーカーの真摯な対応と意欲も大事だということが、とてもよくわかる事例だと思います。 Source: note, +teacher
岡本玄介