桜島噴火、避難範囲拡大 全島から半径7キロへ
気象庁は25日、桜島(鹿児島市)で大規模噴火の可能性が高まって噴火警戒レベルを4以上に引き上げた場合、避難などの対象範囲を現行の桜島全域に加え、火口から半径7キロに拡大すると発表した。鹿児島県垂水市の一部が新たに含まれる。27日午前11時に運用を始める。 周辺自治体や鹿児島地方気象台などでつくる「桜島火山防災協議会」が昨年3月にまとめたシナリオで、二つある火口だけでなく、山腹からの噴火も想定。噴石が桜島の外に飛ぶ恐れがあると分かり、変更を決めた。現在の噴火警戒レベルは3の「入山規制」。