拉致解決「時間がない」 被害者家族会、米に支援要請
【ワシントン共同】北朝鮮に拉致された横田めぐみさん=失踪当時(13)=の弟で、被害者家族会代表の拓也さん(55)が4月30日、ワシントンで記者会見し、被害者の早期帰国に向けて米政府高官や連邦議員に支援を求めたと明らかにした。母早紀江さん(88)の写真を見せて「高齢化している親世代には時間がない」と早期解決を訴えた。 拓也さんは米側に、全ての拉致被害者の即時一括帰国が実現するなら日本の独自制裁解除に反対しないとの新たな運動方針も説明し、理解を求めた。「対話路線に軸足を移した運動方針は苦渋の判断だった」と伝え、反論されなかったという。