武尊率いる「team VASILEUS」に野杁正明、与座優貴、寺田匠、渡辺雅和トレーナーが加入。団体、国を超えて世界最強の証明を目指す
ISKA世界ライト級王者でK-1世界3階級制覇王者の武尊が立ち上げたジム「team VASILEUS」が5月18日、都内で新メンバー発表記者会見を開催した。 かつてともにKRESTに所属していたK-1スーパー・ライト級、ウェルター級の2階級制覇王者でONEチャンピオンシップへの参戦が発表されている野杁正明、現K-1ライト級王者の与座優貴、ISKA世界スーパーフェザー級王者の寺田匠の3選手と渡辺雅和トレーナーの加入が発表された。 会見の冒頭、武尊は「team VASILEUSはTHE MATCHの前に練習場所として作ったのが始まり。VASILEUSというのは造語。格闘技が始まった場所と言われるギリシャの言葉でバシリウスというのは王様という意味。スペルはちょっと変えているが“王の集団”という意味を込めて作ったチーム。全員が王者になるチーム。もともと王者の人もいるし、これから王者になる人もいる。全員が格闘家の中の王様になるためのチームという意味を込めて作った。そこに最初、松倉信太郎が参加してくれて、一緒にやっていた。今日は新しいチームメイトが増えるということで、みんなに発表できればと思っている」などと挨拶。
チームメイトの松倉信太郎も「僕も他団体で試合をしていて、K-1に戻るタイミングでteam VASILEUSとして武尊と一緒にやらせていただき、今日までやってきた。始めはゼロの状態。その時から今の状況は信じられないというか。その時は僕もK-1のベルトは持っていなかったが、VASILEUSは“王の集まり”という意味ということで“俺も絶対に獲らないといけないな”という強い思いがあってK-1王座を獲れたというのもあると思う。それがこういう形になっていっていること自体が感慨深いしうれしい。僕と武尊は同い年でもう32~33歳。格闘家としては先は長くないと思うが、これからはこういう生きざまではないが、そういうものを残していければと思っている。すごく楽しみ」などと続いた。 その後、各選手が呼び込まれ、6人が勢ぞろい。武尊は「このチームは全員がどこにも所属していないフリーで、みんなで練習のチームとしてやっている。フリーというのはどこの団体にも出れらるし、どこの国でも戦える。その中で世界最強を証明できるメンバーだと思っている。最強のメンバーが揃ったなと思っている」などと紹介。松倉も「僕は10年くらい前から武尊とは一緒にいて、気持ちが強い、気持ちがある人間だと思っている。そういう流れでteam VASILEUSができた。みんなすごい気持ちがある選手が集まっていると思うし、それに伴って実力があり、高い志を持った人たちが集まった集団。今までもいろいろなことを成し遂げてきていると思うが、これから先、僕たちだけでなく仲間で格闘技界で新しいことをしたり、新しいところに踏み出したり、作っていくというのが僕たちの使命だと思っているので、そういう意味で新しく格闘技界に風を吹かせていきたいと思っている」などと語った。
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