五彩イメージ、光の演出 能美・九谷モニュメント修復
●28日から一般公開 地震などで損傷した能美市泉台町の九谷焼ビッグモニュメントの修復作業が完了し、28日から内部の一般公開(北國新聞社後援)が始まる。26日は内見会が開かれ、関係者が九谷五彩をイメージした光の演出でアート空間に生まれ変わった内部を見て回った。 ビッグモニュメントは高さ約13メートルで、九谷焼作品としては世界最大級。日本芸術院会員を務めた地元の陶芸家武腰敏昭さんが6万枚の陶板を使って1993年に手掛けた。 特産の国造ゆずの香りが漂う2階建ての内部を、光玉で幾何学文様を映し出す空間に仕上げた。パネルをスマートフォンで撮影すると市応援大使「シナモロール」が浮かび上がる仕掛けなどを施した。 11月30日までの土曜に加え、29、10月13、20、11月10の各日も公開する。市九谷焼美術館の五彩館と浅蔵五十吉記念館の共通入場券を提示すれば入場できる。