土井貴弘（左）と細田佳也

　リーグワンのディビジョン2のNECグリーンロケッツ東葛は5月10日、PR土井貴弘とFL/LO細田佳也が2023-24 シーズンの終了をもって引退することを発表した。 　御所実から明治大学を経て2009年度にグリーンロケッツに加入した土井は、在籍15年で公式戦104試合に出場。安定感あるスクラムで長年にわたってFWを支え、関西人らしい明るいキャラクターでもチームに欠かせない存在だった。 　37歳での現役引退に際し、「怪我も多く、順風満帆な道のりではありませんでしたが、自分が一生懸命になれる場所としてグラウンドに立ち、スクラムにこだわり続けられたことに、いちラガーマンとして感謝の気持ちで今は胸がいっぱいです」とコメント。来週に控える入替戦に向け、「5月18日は柏の葉ホストゲームです。ぜひ会場で応援のほどお願いします。絶対に勝ってディビジョン1に再び行きましょう」と呼びかけた。 　また192センチの長身にしてBK並みの走力を備える細田は、長野県の飯田高から日大を経て2011年度にグリーンロケッツに入団。在籍13年で公式戦キャップ93を獲得したほか、2016年にはサンウルブズのオリジナルメンバーとしてスーパーラグビー13試合に出場した。同年には日本代表にも選出され、2キャップを手にしている。 　今季はここまで4試合で110分プレーしており、「引退することは、しっかり自分自身と向き合って出した決断です。悔いはありません。しかしまだシーズンは終わっていないので、やり切ったという感覚はまだなく、ディビジョン1昇格という目標に向け、最後の最後までチームに貢献できるよう努力していきたいと思っています。ともに戦い、ともにディビジョン1を掴み取りましょう！」と入替戦への意気込みを語った。 　なお5月18日の入替戦第1戦（対リコーブラックラムズ東京、14時30分キックオフ＠柏の葉公園総合競技場）の終了後、土井貴弘、細田佳也、田中史朗の引退セレモニーが実施される。実施概要は以下のとおり。 ■日時：2024 年 5 月 18 日（土）※試合終了後にグラウンドで実施 ■場所：柏の葉公園総合競技場 ■受付：メインゲート受付付近（関係者入口） 13 時～前半終了（15 時 10 分頃）まで