3連敗のソフトバンク、気になった二つの記録に残らぬミス 28日に交流戦開幕、嫌な流れを断つためには…
◆ロッテ7―1ソフトバンク(26日、ZOZOマリン) 【コラム・好球筆打】 今季初の同一カード3連敗に捉え方はそれぞれあるだろう。指揮官は「長いシーズン、こんなこともある」と現実を真正面から受け止めていた。 ■周東速すぎ!? 大渋滞の3者連続生還【動画】 一方で、28日に交流戦がスタートすることにも触れ「ある意味、いいですよ。全然雰囲気が変わるし、全く別物の野球になるので」とも語っていた。嫌な流れを断ち切るには絶好のタイミングということだろう。全く同じ思いだ。 そんな敗戦の中、やはり守備のほころびは気になった。3回は二塁手の三森、8回には三塁手の栗原が失策。栗原の悪送球は失点にも直結し、この回の大量5失点で試合を決められる要因にもなった。 ただ、それ以上に気がかりだったのは記録に残らないミスが散見されたことだ。2点ビハインドの6回。無死一、二塁でバントシフトを仕掛けるふりをして二塁けん制を試みたが、投手と二遊間の息が合わず中堅へ抜けた。これは走者が進塁しなかったため、失策はつかなかった。 また同じく6回1死二、三塁の場面では、三本間の挟殺プレーで三走をアウトにしたが、前の塁に追い込んでアウトにするというランダウンプレーの基本が守られていなかった。二塁走者が三塁に到達していたにもかかわらずだ。まずはこういった小さなミスをなくしていくことが、連敗脱出への近道となるのではなかろうか。 (石田泰隆)
西日本新聞社