松山秋祭り最終日!各地域のかき手にふるまわれた“自慢の祭りカレー”のヒミツ
午前6時前、伊佐爾波神社と湯神社からあわせて7基のみこしが道後温泉駅前へ。道後地区の祭りの呼び物、「鉢合わせ」です。 みこしとみこしの激しいぶつかり合い。集まった人たちはみこしがぶつかり合う際の迫力やみこし守の熱気に圧倒されていました。
湯之町大神輿のお昼休憩で登場したのも、もちろんカレー!です。 「湯之町」の祭りカレーのシェフは? ホテル花ゆづき 清水源啓料理長: 「美味しいものを食べていただく方が、お神輿かく人も力出るんやないかなと」 道後のホテル花ゆづきの清水料理長。「湯之町」地区では、毎年道後のホテルや旅館が持ち回りでお昼休憩に振舞うカレーを作ることになっていて… 料理長: 「ルーは独自の配合で作ってる。今回はお子様も食べるということで、少し甘めにしてます」 今年当番を務める花ゆづきでは、きのう昼前からシェフ3人が150人前のカレーを仕上げていました。 料理長: 「伊予牛のカレーですね。かなりいい肉を使っていると思いますよ」
ポイントは、ホテルで提供するステーキやしゃぶしゃぶに使うブランド牛・伊予牛「絹の味」。肉をカットする際に出る切り落としを、祭りカレーのために冷凍してストックしておいたそうです。辛さは甘口と中辛の間、隠し味にコーヒーを入れているというホテルカレー! 料理長: 「うれしいですよね。どこかで関わってるっていう気持ちになりますから」 そしてきょう、お待ちかねの昼休憩。まずは、湯之町地区でおみこしを担いだ子どもたちが、いただきまーす! 女の子: 「あたたかいからおいしい」 男の子たち: 「雨で冷やされたので心が温まります」 「心じゃなくて体やろ」 「両方温まります」 かき夫: 「今まで食べた中で1番おいしいです。仲間と一緒に食べるカレーがやっぱ最高です」 湯之町のパワーの源は、何ともうらやましい本格ホテルカレーでした!
清家記者: 「勝岡では、ふんどし姿の男たちがみこしをかつぎながら 一気に走っていきます!」 松山市の北西部勝岡町の勝岡八幡神社の秋祭り。目玉は、男性10人が神輿を担いでおよそ100mの参道を駆け抜ける「一体走り」です。いかに神輿を揺らさず、そして速く、美しいフォームで走ることができるか競い合う一体走りは、市の無形民俗文化財にも登録されています。 雨が降り、コンディションも悪いにもかかわらず、参道を美しく走り込んでいく姿に。 見物客たち: 「迫力があって一緒に見れてよかったです」 「一体走りは勝岡神社の宝物というか、そういうもんじゃない?」 「ここに生まれてよかったなって思います」 かき手として今年初参加という棟田さん。 棟田さん: 「この1週間、10月1日から練習してきました。郷土の文化の永続的な発展のため一生懸命尽力したいと思います」 子育てをする中で、親として地域でのつながりを作りたいと参加を決めたそうです。 棟田さんの初の一体走り。 棟田さん: 「感無量です。ほんとに感動するんやって思いました」 棟田さんの妻: 「毎日練習を遅くまでがんばってたので、お疲れ様ですと伝えたいです」