小松・木場潟東園地にクマ 監視カメラで確認、臨時閉園
●対策強化の二重柵越え侵入か 16日午前6時ごろ、小松市の木場潟公園東園地にクマ1頭が侵入したことが、監視カメラ映像で確認された。東園地では昨年10月に男性がクマに襲われて重傷を負い、管理する石川県が柵を二重に増やしたが、再びクマが入り込んだ。同日から臨時閉園し、今後、侵入経路などを調べる。 県南加賀土木総合事務所によると、東園地では昨年10月の人身被害を受け、高さ約2メートルある既存の柵の外側に高さ約1メートルの電気柵を張り巡らせ、監視カメラ14台を増設していた。今回、クマは増設分のカメラに映っていた。 クマは、国道8号近くの未利用地の森林で撮影された。監視カメラに姿が映ると、指定管理者にメールで知らせる仕組みとなっていた。東園地は夜間、閉門しており、担当者は「クマがいつ、どこから入り込んだのか分からない」と困惑した表情を浮かべた。17日も臨時閉園する。