簡単なのに豪華見え! オーブンやフライパンで作れるクリスマスディナーレシピ
せっかくのハレの日ですもの、普段は食べない豪華なチキンやローストビーフで食卓を彩るのもいいですよね。でも数日前からメニューや段取りを考えたり、前の日から料理を仕込んだり…な~んて、せわしない年末にはとてもじゃないけど無理! 【特別な日にピッタリ!】駆け込みで間に合うクリスマスディナー【画像3枚】 だったらこんなレシピはいかがでしょうか? オーブンまかせにできるチキンやフライパンで簡単にできるローストビーフなど、気負わずにできるメニューばかりです。 ■ローストチキン タレに漬け込んだチキンをオーブンで焼くだけの簡単メニュー。なのに間違いない味の理由は、ずばり漬けだれ! オイスターソースを使った調味液に漬け込むことで、コクやうま味がアップします。調味液にはケチャップも入っているので、お子さんウケも抜群の味に仕上がるんです。焼く工程はオーブンにおまかせできるので、その間に副菜なども準備できそうですね。 ローストチキン 【材料・2人分】 とり骨つきもも肉…2本(300~400g) さつまいも…1本 漬けだれ ・オイスターソース…大さじ2 ・トマトケチャップ…大さじ2 ・赤ワイン…大さじ2 ・玉ねぎのすりおろし…大さじ2 ・しょうゆ…大さじ1 ・サラダ油…大さじ1/2 ・はちみつ…大さじ1/2 ・おろしにんにく…小さじ1 ・おろししょうが…小さじ1 ・粗びき黒こしょう…小さじ1/2 【作り方】 1.とり肉は流水で表面をさっと洗い、ペーパータオルで水をふく。肉の側に骨に沿って1㎝深さの切り目を入れる。さつまいもはよく洗い、皮つきのまま1㎝厚さの輪切りにして水にさらし、ペーパータオルで水をふく。 2.ポリ袋に漬けだれの材料をすべて入れて混ぜる。とり肉を入れて上から手でしっかりもみ込み、冷蔵庫に入れて2時間以上おく。焼く1時間前に冷蔵庫から出し、室温にもどす。 3.オーブンは190℃に予熱する。天板にオーブン用ペーパーを敷き、とり肉を皮を上にして並べる。あいたところにさつまいもを並べて約15分焼く。 4.オーブンを180℃に下げ、袋に残った漬けだれをとり肉に半量かけ、さつまいもを返す。10分焼いたらとり肉に残りの漬けだれをかけ、さらに15~25分焼く。骨の近くを竹串で刺し、透明な汁が出たら焼き上がり。器にさつまいもと盛り合わせ、好みでイタリアンパセリを添えても。 (1人分797kcal、塩分3.5g レシピ考案/枝元なほみ 栄養計算/スタジオ食) 駆け込みで間に合うクリスマスディナーのレシピは他にもいろいろ。まだあるおすすめのアイデア2つをご紹介します。 ■フライパンローストビーフ【by コウケンテツさん】 豪華に見えるこんなごちそうも、実はフライパンで気軽に作れちゃうんです。 焼くときは中までじっくり蒸し焼きに。野菜の香りをまとい、風味もよくなります。さらにソース作りは牛肉を焼いたフライパンを使い、残ったうまみをすべてソースに加えることで、まるでビストロのような出来ばえになりますよ。 フライパンローストビーフ【by コウケンテツさん】 【材料・4人分】 牛ももかたまり肉(約5cm厚さのもの)…400g 玉ねぎ…1/2個 セロリ(葉つき)…1本 にんにく…1片 ローリエ…1枚 クレソン…適量 赤ワインソース ・赤ワイン…大さじ3 ・しょうゆ…大さじ1 ・バター…10g ・はちみつ…小さじ2 塩、オリーブ油、酒、粒マスタード 【作り方】 1.牛肉は塩小さじ2/3をまんべんなくすり込んでラップで包み、室温に約1時間おく。玉ねぎは1cm幅のくし形に切り、セロリは葉を切り分け、1cm幅の斜め切りにし、葉はざく切りにする。にんにくは潰す。 2.フライパンにオリーブ油大さじ1を中火で熱し、1の牛肉を入れる。1面につき約1分ずつ焼き(計6面)、全体に焼き色をつけていったん取り出す。 3.フライパンに玉ねぎ、セロリ、にんにく、ローリエを入れて牛肉をのせ、酒大さじ2をかける。ふたをして弱火で熱し、約5分蒸し焼きにする。牛肉の上下を返して再度ふたをし、約5分蒸し焼きにする。アルミホイルを2枚重ねて広げ、牛肉を取り出して包む。さらにふきんで包み、室温に1時間以上おく。野菜は器に盛る。 4.牛肉を取り出し、アルミホイルに残った肉汁を3のフライパンに入れる。赤ワインソースの材料を加えて中火で熱し、耐熱のゴムべらで混ぜながら2~3分とろみがつくまで煮る。牛肉を薄切りにして3の器に盛り、クレソンを添える。ソース、粒マスタード適量を別の器に入れ、好みでかけて食べる。 (1人分279kcal、塩分2.0g レシピ考案/コウケンテツ 栄養計算/スタジオ食) ※牛肉は新鮮なものを使ってください ※分量や加熱時間など、レシピの表記通りに作ってください ■ザクザクフライドチキン ころもの食感とジュワ~ッとはじける肉のうまみがやみつきになるフライドチキンも、フライパンでできます! コツは、手羽元に深く切り込みを入れること。こうすることで、火が通りやすくなります。さらに、ころもと手羽元を袋の中で混ぜてよくからませることで、揚げたときにザクザクの食感が生まれます。油に入れたら、最初の1~2分はそのままさわらずに。ころもが固まってから上下を返してくださいね。 ザクザクフライドチキン 【材料・2~3人分】 とり手羽元…9本 A ・おろしにんにく(チューブ)…1cm ・しょうゆ、酒…各大さじ1 ・塩…小さじ1/4 片栗粉、小麦粉、サラダ油 【作り方】 1.手羽元は骨に沿って切り込みを2本入れる。 2.厚手のポリ袋に入れ、Aを加えてもみ込む。なじんだら、片栗粉大さじ5、小麦粉大さじ2を加え、袋を振って全体にまぶし、約5分おく。 3.フライパンに油を2cm深さまで入れて約170℃に熱する。2を入れ、時々上下を返しながら8~10分揚げ焼きにする。 (1人分377kcal、塩分1.6g レシピ考案/Mizuki 栄養計算/スタジオ食) チキンやローストビーフの豪華さは、特別な日の気分を盛り上げてくれますよね。無理なく作れてかつ見ばえのいいメニューで、大切な日を過ごしてみてはいかがでしょうか? 文=山上由利子