大仁田厚、ウナギ・サヤカとのデスマッチ2連戦終え「『ファイヤー!』でも『ダー!』でもいいからお前が締めろ」
◆FBWファイヤープロレス大阪大会(26日、大阪・錦秀会住吉区民センター) 「邪道」大仁田厚(66)が各団体を股にかけて活躍中の女子レスラー・ウナギ・サヤカとのデスマッチ2連戦を敢行した。 前日の島根・松江市くにびきメッセ大展示場大会での「流星ファイヤーロケット+電流爆破バット+棺桶爆破 トルネード6人タッグデスマッチ時間無制限1本勝負」に続き、この日の大阪大会でもメインの「凶器持ち込みロイヤルランブル式有刺鉄線ロープ&有刺鉄線ボードバンクハウス6人タッグデスマッチ時間無制限1本勝負」でSAKI、HASEGAWAと組んで、ウナギ、ミスター・ポーゴ、ライジングKID組と激突した。 前日の松江大会での大仁田組の快勝を受けて迎えた、この日のリング。ウナギ、SAKIの入場からロイヤルランブル式の試合はスタート。大仁田は最後にリングインした途端、ポーゴの顔面に緑の毒霧を浴びせた。 勢いに乗った大仁田だったが、ポーゴに有刺鉄線ボードに叩きつけられると、ウナギとポーゴにチェーンで首を締められ、3対1での責めで一気に形勢を逆転された。 絶好調のポーゴはHASEGAWAをコーナーからリング中央にセットした有刺鉄線ボードにブレーンバスターで叩きつけるなど、大仁田組は劣勢の展開。それでも大仁田はKIDに長机へのパイルドライバーをお見舞い。流れが変わるかと思われたが、ウナギを狙った大仁田の毒霧がSAKIに誤爆。最後はウナギが城門突破からの片エビ固めでSAKIから3カウントを奪った。 試合後のリングでマイクを持ったウナギは「大仁田厚! (電流爆破をやる)約束を守ってもらうからな。今日は勝ったけど、私は懐が深いから、お前に締めさせてやるよ」と大仁田にマイクを渡そうとしたが、大仁田は「いや、俺に渡されても。お前が締めろよ。『ファイヤー!』でも『ダー!』でもいいよ」と固辞。 苦笑いしたウナギは「じゃあ、これだけは」と大仁田の顔面にむりやり口に含んだ水をかけようとしたが、大仁田は「嫌だよ。さっき(試合中に)かけただろ?」と2度目はいったん拒否。しかし、最後はウナギの希望通り、顔面で“聖水”を浴びる懐の深さを見せた。 また、試合後のリングには、広島のデビルマジシャンが乱入。大仁田に来年、予定している自身の引退試合での対戦を直訴。「邪道」もこれを承諾した。
報知新聞社