観光客増加へ絶好の機会「みんなでおもてなし」 北陸デスティネーションキャンペーン始まる 福井のさまざまな魅力を全国に発信
北陸3県とJRによる大型観光キャンペーン「北陸デスティネーションキャンペーン」がスタートしました。観光客増加の絶好のチャンスと捉え、観光関係者や飲食店が、それぞれのおもてなしで福井の魅力を発信しています。 このうち、福井駅の新幹線改札の前では1日、市町の観光協会やJRの職員ら合わせて50人が、横断幕とともに観光客を熱烈に出迎えました。 ■観光客(千葉県から) 「(出迎えで)スタートから好印象で楽しめる。新幹線が延伸になったから、それもきっかけで(福井に来た)」 ■あわら温泉女将の会 前田恵美子副会長 「全国に“あわら”というのが発信されるきっかけになるかと思う。その期待を込めて、みんなでおもてなしをしたい」 新幹線金沢開業に合わせて行なわれた前回(2015年)のキャンペーンでは、観光客の入込数が前の年に比べておよそ14%増えたということで、今回はそれを上回る人出が期待されています。 このチャンスを生かそうと、越前市の飲食店では特別メニューも登場。キャンペーンと「たけふ菊人形」の開催に合わせて、名物の中華そばのスープを、普段の鶏ガラベースから煮干しに変えた特別仕様にしました。敦賀で水揚げされたサワラも使われている他、細ストレートの麺も県産の小麦「ふくこむぎ」を使った自家製麺に。トッピングのチャーシューやメンマネギも全て福井産です。 ■江戸屋 店長 栗塚明さん 「この一杯を食べて、何か違うと感じてもらえたら。これが越前市、福井県ということを伝えたい」 訪れる観光客に好印象を。大型観光キャンペーンに合わせて、おもてなしの動きも活発となっています。