こんなはずでは…。欧州、新天地で苦戦している大物選手(7)ゴールを決められない…。元アーセナルFWが大苦戦
2024/25シーズンの欧州主要リーグ開幕から約2ヶ月半が経過した。早くもチームに欠かせない戦力となっている新加入選手がいる一方で、新天地で定位置の確保や実力発揮に苦しむ選手もいる。今回は、移籍先で苦戦する大物選手をピックアップして紹介する。(データは2024年11月6日現在)。
FW:エディ・エンケティア(クリスタル・パレス) 生年月日:1999年5月30日 移籍金:2970万ユーロ(約47.5億円) 24/25リーグ戦成績:7試合0得点0アシスト クリスタル・パレスはオリバー・グラスナー監督の下で昨季終盤に大躍進をみせたが、今季は一転して残留争いを演じている。 その要因の一つが、プレミアリーグでワースト2位のゴール数に収まっている深刻な得点力不足である。ミカエル・オリーズがバイエルン・ミュンヘンへと移籍したことで前線の創造性が失われ、エベレチ・エゼの個人技任せの攻撃が続いている。そのエゼもカラバオ・カップ4回戦のアストン・ヴィラ戦で負傷してしまい、さらに攻撃力が低下してしまっているのが現状だ。 この深刻な得点力不足の中でエディ・エンケティアは自らの仕事を果たすことができていない。今夏にアーセナルからクラブ史上2位となる2970万ユーロ(約47.5億円)の移籍金で加入したストライカーは、時折スピードを活かした切れ味鋭い攻撃をみせるも、肝心なゴールを決めることができていない。 そもそもシュートチャンスを作る過程に問題があるのは間違いないが、プレミアリーグで17本のシュートを放ちながら無得点は擁護できないだろう。アーセナル時代を含めると、最後にリーグでゴールネットを揺らしたのは2023年10月28日のシェフィールド・ユナイテッド戦まで遡る。 1年以上プレミアリーグでノーゴールが続くストライカーは、近いうちにゴールを決めて自信を取り戻すことができるだろうか。
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