オーデンセ市姉妹都市35周年 アンデルセン公園子ども美術館で記念展示会
ふなばしアンデルセン公園(船橋市金堀町)内の「子ども美術館」で現在、アンデルセン生誕の地デンマーク・オーデンセ市との姉妹都市提携35周年を記念した展示会「アンデルセンと子ども美術館展」が開催されている。(船橋経済新聞) 【写真】平野さんと段ボールや和紙などで作った立体作品 期間中、デンマークの国民的挿絵作家イブ・スパング・オルセンによるアンデルセン童話の挿絵原画や、アンデルセンが晩年に自身の生涯を描いたびょうぶのレプリカ、デンマーク出身の版画家ラース・ボーによる「人魚姫」の銅版画、日本アンデルセン協会会長を務めた早野克己さんのコレクションなどを展示している。 同館の芸術美術指導チーフ・柴田孝利さんは「アンデルセンに関する貴重な所蔵品や、デンマークゆかりの作家の作品を集めた。アンデルセンは童話作家として広く知られているが、若い頃はオペラ歌手を目指していたことや、戯曲作家として活動したこと、多くの切り紙作品を残したことなど、さまざまな側面を知ってほしい」と話す。 展示作品には、デンマーク出身で千葉県四街道市在住の水彩画家・平野ニーナさんの作品、オーデンセ市在住の切り紙作家ドーブン・ヤールストルム・クラウセンさんの作品、東京都出身のストリートペインター松本かなこさんの、アンデルセン童話をモチーフにした作品などもある。 開館時間は9時30分~16時。子ども美術館への入館は無料、公園の入園料は、一般=900円、高校生=600円、小・中学生=200円、幼児(4歳以上)=100円。12月22日まで。
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