フィギュアスケート、減点対象だった「後方宙返り」解禁へ…採点への不満から敢行する選手も
【ロサンゼルス=帯津智昭】国際スケート連合(ISU)は13日、米ネバダ州ラスベガスで総会を開き、フィギュアスケートで来季からバックフリップ(後方宙返り)を解禁する方針が決まった。 【写真】「スター・ウォーズ」にのせて演技するアダム・シャオイムファ選手(2022年)
バックフリップはこれまで、危険などの理由で禁止され、競技中に行うと2・00点の減点となっていた。今回のルール改正により、今後は減点されなくなる。1998年の長野五輪では、審判の採点に不満を抱いていた女子のスルヤ・ボナリー選手(仏)が敢行。現役では、今年3月の世界選手権で男子のアダム・シャオイムファ選手(仏)が演技に盛り込み、減点されながらも3位に入った。
また、2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪後の26~27年シーズンからは、男女ともフリーのジャンプ回数の上限を7回から6回に減らすことも決まった。