原晋監督「青学大は駅伝だけではない」…日本選手権5000Mに学生3人、OB3人が参戦
今年1月の第100回箱根駅伝で、総合新記録で2年ぶり7度目の優勝を果たした青学大の青学大の原晋監督(57)は16日、日本選手権5000メートル(種目実施日は28日、大会開幕は27日、新潟・デンカビッグスワンスタジアム)に出場する鶴川正也(4年)、黒田朝日(3年)、折田壮太(1年)の状態に自信を見せた。3選手は、チームメートとともに、練習拠点の相模原キャンパスで前日の15日はスピード練習を行い、この日はクロスカントリーコースを走り込んだ。 「3人とも調子が上がって来ています。社会人選手にチャレンジして、まずは入賞を目標に走ってほしい。鶴川はスピードがあるので、残り1000メートル、あるいは残り400メートルまで先頭集団に食らいつくことができれば、ひょっとして面白いことになるかもしれません」と原監督は楽しそうに話した。 日本陸連が発表した暫定版の5000メートルのエントリーリスト30人には、現役学生の3人のほか、青学大OBの田村和希、吉田圭太(ともに住友電工)、鈴木塁人(SGH)も名を連ねる。「30人中6人が青学大。出身校別では最多です(2番目は中大の4人)。青学大は駅伝だけではありません。期分けで強化し、トラックシーズンには日本最高峰の戦いにも挑戦します」と原監督は胸を張った。 日本選手権と同時開催されるU20(20歳未満)日本選手権5000メートルにも8人の青学大勢が出場予定。両大会の出場資格を持たない選手は、29日に行われる男鹿駅伝(7区間66・2キロ)に参戦する。2チームを編成し、実戦で強化を図る。昨季、箱根路で圧勝した青学大。今季は、さらに戦力に厚みを増している。
報知新聞社