開幕戦でスーパーキャッチ&2ランの梶谷隆幸が1軍昇格 得点力不足に苦しむ巨人打線の起爆剤に…増田大輝も
巨人・梶谷隆幸外野手(35)が3日の阪神戦(東京D)から1軍に昇格することが2日、分かった。4月下旬に球団ワーストの13試合連続3得点以下を記録し、直近3試合でも2完封負けと苦しむ打線の起爆剤として期待される。 【スライドショー】梶谷今季チーム1号2ラン 勝負強い男が戻ってくる。梶谷は阪神との開幕カード全3試合に出場したが、古傷である左膝の違和感を訴え、4月3日に出場選手登録を抹消されていた。大事には至らずファームで調整後、同13日のイースタン・西武戦(カーミニーク)で実戦復帰。同14日の同戦以降はコンディション調整のため再び実戦から離れたが、同27日のイースタン・楽天戦(森林どり泉)から再出場し、「イメージしていた感じではある程度打てた」とマルチ安打をマークして回復をアピールしていた。 思い返せば、阿部巨人の1年目は背番号13のスーパープレーから始まった。3月29日の阪神との開幕戦(東京D)だ。「3番・右翼」で先発すると、守備では0―0の3回1死一、二塁、森下の右中間への大飛球をダイビングキャッチして失点を阻止。打っては1点リードの5回に1号2ランと、攻守で勝利に貢献した。1か月ぶりの昇格はくしくも、同じ東京Dでの阪神戦。現在3連敗中のチームを勝利へ導くプレーに期待がかかる。 得点力不足に悩まされながら、勝率5割の2位をキープしている。阿部監督が「仕切り直し」と話して迎える3日からの阪神3連戦。攻撃力、守備力に加え、闘争心を併せ持つ持つ35歳が、巨人に刺激を与える。 〇…梶谷とともに増田大輝内野手(30)が3日から1軍に合流する。キャンプ中の左手人さし指を剥離(はくり)骨折から復帰し、イースタン24試合で打率2割9分3厘、6盗塁。走攻守でアピールしていた。2人の昇格に伴い、ウレーニャとオコエが2日、出場選手登録を抹消された。
報知新聞社